アイナナのキャラがハリポタの世界線にいたらどの寮に組み分けされるんだろう?と考え始めたところから色々広がってだいぶ細かい設定が完成してしまいました。独断と偏見と願望の詰め合わせブログですのでそのつもりで進んでいただけると助かります。
寮の特徴
ホグワーツ魔法魔術学校には4つの寮があり、入学すると本人の特性によってそのどれかに必ず組み分けられます。ただ、ハリーポッターは「生まれより己の選択が重要」という哲学の物語なので、本人の特性と意向によって決まると言う方が正確かもしれません。
今回キャラクターを勝手に組み分けするにあたって、私なりの寮の解釈をまず記しておきます。
各寮の特性はこんな感じ。
【グリフィンドール】勇敢 / 暴走
自らの正義を何より重んじるため、傲慢で暴走しやすい一面も持つ。その一方、その正義感から英雄となる資質を持つ者も多い。
【レイブンクロー】知性 / 見下し
自らの興味を深く掘り下げて探求する傾向が強いため、人に理解されにくく、孤立することも少なくない。
【ハッフルパフ】博愛 / 蒙昧
凡庸だと思われがちだが、正しく忠実で勤勉、決して友を裏切らない強さを持つ。
【スリザリン】政治力 / 狡猾
手段を選ばず巧みに野望を成し遂げる。その性質ゆえに闇の魔術に身を堕とす者も多い。伝統や血筋を重んじる。
あくまで私の解釈ですが、グリフィンドール/スリザリン、それからハッフルパフ/レイブンクローは、外向/内向の違いはあれど、根っこの部分は繋がっていると思っています。スリザリンが大事にするのが「身内」という具体的かつ狭い概念であるのに対してグリフィンドールが大事にするのは「正義」という漠然として大きいもの。ただ、大事なものを絶対に譲らない姿勢はそっくりです。ハッフルパフがその勤勉さで獲得した知や富を多くの人のために使うのに対し、レイブンクローは自分の興味にすべてそれを注ぎ込む。ただ、どちらも目的のために地道に努力を積み重ねることができる特性を持ってることに変わりはない……といった感じ。
「スリザリンは嫌だ……!」というセリフが有名ですが、スリザリンにも良さはありますし、グリフィンドールにも悪いところはあります。どれかが特別優れていたり劣っていたりすることはない、ということだけ、念頭に置いて見ていただければと思います。
生まれ
魔法使いは、純血 / 半純血 / マグル生まれ のいずれかに該当します。純血は一族が全員魔法使いの魔法使い、マグル生まれはマグル(魔法力を持たない私たちのような人)の両親から生まれた魔法使い、半純血はそれ以外です。ハリーポッターの世界において、純血と言われる血筋は28族あると言われている(諸説あり)のですが、今回はその辺は無視して願望で生まれを決めました。現在、魔法界は半純血がほとんどで、未だに純血を名乗っているのはスリザリンの選民思想の強い血筋がほとんどです。生まれによって能力に差はありませんが、両親がどの生まれにあるかは子供の性格や性質、扱われ方に影響すると思っているので、勝手に設定しました。
クィディッチ
クィディッチというのは、箒に乗ってプレイする魔法界の人気スポーツです。ホグワーツの各寮にはクィディッチ・チームがあり、寮対抗試合が行われます。試合は非常に白熱するので、選手はそれなりに目立ちます。ポジションは、主にゲームを動かすアタッカーであるチェイサー、得点することはできないが敵の動きを撹乱するビーター、3つあるゴールを守ってチームをまとめるキーパー、そして試合の行く末を左右するキーマンとなるシーカーの4つ。シーカーは一人しかいないこともあってダントツ花形ですが、チェイサーやビーターはボール回してビュンビュン飛ぶので違った華やかさがありますし、キーパーはやっぱりチームの要でカッコイイです。クィディッチ・チームにはキャプテンもいます。
前置きが長くなってしまいましたが、ここから本題に入ります。
各キャラの設定
【和泉一織】グリフィンドール2年生/半純血
得意な科目:全部、特に得意なのは呪文学
苦手な科目:闇の魔術に対する防衛術(実技)
学年トップの秀才で、多くの生徒・教師になぜレイブンクローに組み分けられなかったのか訝られているが、実はスリザリンとのハットストール*1である。食事の時はいつも兄と一緒にいる。箒での飛行も上手いが、あまり乗りたがらないので周囲には知られていない。寮はうるさいので図書館で勉強している。
【二階堂大和】スリザリン5年生/半純血
得意な科目:魔法薬学
苦手な科目:変身術
監督生。とある名家の一人息子らしいという噂と、独特の雰囲気によって若干浮いている。世間話はにこやかにするが、自分のことをあまり話さない。スリザリンの寮には夜しか帰らず、他寮生とばかり喋っている。どの科目もそつなくこなすが、変身術に対してだけは妙に反抗的で成績が悪い。
【和泉三月】ハッフルパフ5年生/半純血
得意な科目:薬草学、魔法生物飼育学
苦手な科目:魔法薬学
監督生。クィディッチの実況を担当している。彼の実況は人気が高く、百年に一度の逸材とまで言われている。面倒見が良く、いつも朗らかで皆に慕われている。本人はあまり口にしないが、グリフィンドールに組み分けられなかったことやクィディッチ選手に選ばれなかったことに劣等感を感じている。
【四葉環】ハッフルパフ2年生/マグル生まれ
得意な科目:変身術、魔法生物飼育学
苦手な科目:魔法史
ハッフルパフのナンバーワンチェイサー。しかも素直で気取らないのでかなり人気があるが、本人はあまり自覚していない。勉強にもあまり興味がないが、変身術の才能に恵まれており、変身術だけ学年トップの成績である。ホグワーツのセストラルをとても可愛がっている。
【逢坂壮五】レイブンクロー4年生/純血
得意な科目:魔法薬学、魔法史
苦手な科目:魔法生物飼育学
由緒正しい純血一族の血を引いており、父親は魔法省の重役。ただ、彼は一族で唯一スリザリンではないため、家族とは不仲だと噂されている。魔法薬学に並々ならぬ関心を持っており、その熱意はレイブンクロー内でさえ若干浮いている。基本的に成績は良いが、魔法生物がなぜか皆怯えてしまうため、魔法生物飼育学だけはあまり成績が振るわない。
【六弥ナギ】スリザリン4年生/純血
得意な科目:古代ルーン文字、マグル学
苦手な科目:呪文学
北欧の純血一族の末裔で、イギリスとの繋がりを強めるために特例措置でホグワーツに通っている。訛りがあるため呪文学が少し苦手だが、彼基準で苦手なだけで、基本的には死角なしの優秀な生徒。マグルの文化に興味津々で、彼のベッド周りはマグルの物で溢れかえっている。フレンドリーで他寮の生徒とも仲が良い。
【七瀬陸】グリフィンドール3年生/半純血
得意な科目:魔法史
苦手な科目:魔法薬学(こぼしたり落としたりするため)
グリフィンドール随一の人気者。その理由は人懐っこさだとも笑顔の可愛らしさだともゴブストーンの強さだとも言われているが、正確なところははっきりしていない。箒で飛ぶのが得意でクィディッチ選手に志願していたが、体が弱いため採用されなかった。図書館によくいるが、一度本にかぼちゃジュースをこぼしてから司書に目をつけられている。
【八乙女楽】グリフィンドール5年生/純血
得意な科目:闇の魔術に対する防衛術
苦手な科目:魔法薬学
監督生。正義感が強く、寮や学年に関係なく揉め事やいじめ全てを止めに入るため、彼の周辺では常に何か問題が起きている。優秀なチェイサーだったが、敵チームの選手を暴走ブラッジャーから庇って怪我をしたため、今は引退している。父親は魔法省の権力者で、最初の頃は悪い噂もあったが、本人の人の良さから今はほとんどそんな噂をする人はいない。
【九条天】スリザリン3年生/半純血
得意な科目:呪文学
苦手な科目:なし
スリザリンのシーカーで、スニッチを取り損ねたことはない。そのうえ、いつでも愛想が良く、成績も良いので、大規模なファンクラブがあるという。義父がホグワーツの元教師であることもあり、教師陣からの覚えもめでたいが、特別親しい友人がいないためプライベートは謎に包まれている。
【十龍之介】ハッフルパフ5年生/マグル生まれ
得意な科目:魔法生物飼育学
苦手な科目:変身術
ハッフルパフのキーパー兼キャプテン。クィディッチが上手く人柄も良いキャプテンのおかげで、ハッフルパフのクィディッチ・チームは結束が固いと有名。好青年なうえ、どの科目にも熱心に取り組むので、先生たちの間でファンクラブが結成されているという噂もある。弟がたくさんいるが、親族の中で魔法使いは彼一人らしい。
【春原百瀬】スリザリン6年生/半純血
得意な科目:闇の魔術に対する防衛術
苦手な科目:占い学
スリザリンのチェイサー兼キャプテン。リーダーシップがあるだけでなく、優れた観察眼で的確な戦略を立てることに秀でている。マグル差別に対してかなり強い拒絶反応を示すなどスリザリン内で少し異質な存在だが、人当たりが良く立ち回りが上手いことが幸いしているのか敵はそこまでいない。公言していないが、開心術ができる。
【折笠千斗】レイブンクロー6年生/半純血
得意な科目:呪文学
苦手な科目:闇の魔術に対する防衛術(実技)
その容姿と呪文学の腕前、それから独特の存在感のせいでかなりの有名人である。しかし、口数が少なくこだわりが強いため反感を買いやすく、校内に敵が多い。誤解されやすいだけで本人に悪気はない。クィディッチは嫌いだと常々主張していたが、ある時からクィディッチの試合をたまに見に来るようになった。
【狗丸トウマ】グリフィンドール4年生/半純血
得意な科目:魔法生物飼育学
苦手な科目:魔法史、魔法薬学
お人好しだが、口が悪いので喧嘩になりやすく、よく減点されている。グリフィンドール生はみんな彼の性格を知っているので、寮内では人気がある。クィディッチが大好きで、暇さえあれば練習しているが、成績はあまり良くないのでいつも先生たちに心配されている。ポジションはキーパー。
【亥清悠】ハッフルパフ2年生/マグル生まれ
得意な科目:闇の魔術に対する防衛術
苦手な科目:薬草学
1年生の頃はハッフルパフに組み分けされたのが不満で反抗的な態度だったが、2年生になってクィディッチ・チームにスカウトされてから、徐々に落ち着いてきている。チームではシーカーで、九条天に対抗することのできる選手になってくれるのではないかという期待をかけられている。マンドレイクの授業が怖すぎて、それ以降薬草学に苦手意識がある。
【棗巳波】レイブンクロー4年生/半純血
得意な科目:魔法薬学、変身術
苦手な科目:不明
孤立している様子もないが特定の友達がいる様子もなく、掴みどころがない。寮で同室の生徒によると、人がいるときは決してベッド周りのカーテンを開けないらしい。趣味は占いで占い学も得意だが、彼がする占いは占い学というよりは開心術に近いもので、占い学が好きなわけではないらしい。
【御堂虎於】ハッフルパフ4年生/半純血
得意な科目:闇の魔術に対する防衛術
苦手な科目:魔法生物飼育学
父親は貿易商で大金持ち。魔法省が親にペコペコしている様子を見て育ったため、魔法省のエリートを見下しているところがある。いつも悠然としていて、クィディッチのときはチェイサーとして安定したプレイでチームを支えている。実はグリフィンドールに組み分けられなかったことを気にしている。
【大神万理】ハッフルパフ7年生/マグル生まれ
得意な科目:魔法薬学
苦手な科目:占い学
監督生。昔はクィディッチ選手だったらしいが、本人にそのことを聞いてもはぐらかされてしまうので、詳しいことを知っている下級生はほとんどいない。成績優秀で面倒見が良く、模範的な生徒である。
おわりに
考えるの、めちゃくちゃ楽しかった……という気持ちで満ち足りています。書きなぐりの文章にここまでお付き合いくださった方、ありがとうございます。そしてもし共感してくださった方がいらっしゃれば、是非とも感想を教えてください。宝物にします。
私が過去に書いたハリポタ原作厨ブログ↓