アイドリッシュセブン・イン・ホグワーツ!

アイナナのキャラがハリポタの世界線にいたらどの寮に組み分けされるんだろう?と考え始めたところから色々広がってだいぶ細かい設定が完成してしまいました。独断と偏見と願望の詰め合わせブログですのでそのつもりで進んでいただけると助かります。

寮の特徴

ホグワーツ魔法魔術学校には4つの寮があり、入学すると本人の特性によってそのどれかに必ず組み分けられます。ただ、ハリーポッターは「生まれより己の選択が重要」という哲学の物語なので、本人の特性と意向によって決まると言う方が正確かもしれません。

今回キャラクターを勝手に組み分けするにあたって、私なりの寮の解釈をまず記しておきます。

各寮の特性はこんな感じ。

【グリフィンドール】勇敢 / 暴走

自らの正義を何より重んじるため、傲慢で暴走しやすい一面も持つ。その一方、その正義感から英雄となる資質を持つ者も多い。

【レイブンクロー】知性 / 見下し

自らの興味を深く掘り下げて探求する傾向が強いため、人に理解されにくく、孤立することも少なくない。

【ハッフルパフ】博愛 / 蒙昧

凡庸だと思われがちだが、正しく忠実で勤勉、決して友を裏切らない強さを持つ。

【スリザリン】政治力 / 狡猾

手段を選ばず巧みに野望を成し遂げる。その性質ゆえに闇の魔術に身を堕とす者も多い。伝統や血筋を重んじる。

あくまで私の解釈ですが、グリフィンドール/スリザリン、それからハッフルパフ/レイブンクローは、外向/内向の違いはあれど、根っこの部分は繋がっていると思っています。スリザリンが大事にするのが「身内」という具体的かつ狭い概念であるのに対してグリフィンドールが大事にするのは「正義」という漠然として大きいもの。ただ、大事なものを絶対に譲らない姿勢はそっくりです。ハッフルパフがその勤勉さで獲得した知や富を多くの人のために使うのに対し、レイブンクローは自分の興味にすべてそれを注ぎ込む。ただ、どちらも目的のために地道に努力を積み重ねることができる特性を持ってることに変わりはない……といった感じ。

「スリザリンは嫌だ……!」というセリフが有名ですが、スリザリンにも良さはありますし、グリフィンドールにも悪いところはあります。どれかが特別優れていたり劣っていたりすることはない、ということだけ、念頭に置いて見ていただければと思います。

生まれ

魔法使いは、純血 / 半純血 / マグル生まれ のいずれかに該当します。純血は一族が全員魔法使いの魔法使い、マグル生まれはマグル(魔法力を持たない私たちのような人)の両親から生まれた魔法使い、半純血はそれ以外です。ハリーポッターの世界において、純血と言われる血筋は28族あると言われている(諸説あり)のですが、今回はその辺は無視して願望で生まれを決めました。現在、魔法界は半純血がほとんどで、未だに純血を名乗っているのはスリザリンの選民思想の強い血筋がほとんどです。生まれによって能力に差はありませんが、両親がどの生まれにあるかは子供の性格や性質、扱われ方に影響すると思っているので、勝手に設定しました。

クィディッチ

クィディッチというのは、箒に乗ってプレイする魔法界の人気スポーツです。ホグワーツの各寮にはクィディッチ・チームがあり、寮対抗試合が行われます。試合は非常に白熱するので、選手はそれなりに目立ちます。ポジションは、主にゲームを動かすアタッカーであるチェイサー、得点することはできないが敵の動きを撹乱するビーター、3つあるゴールを守ってチームをまとめるキーパー、そして試合の行く末を左右するキーマンとなるシーカーの4つ。シーカーは一人しかいないこともあってダントツ花形ですが、チェイサーやビーターはボール回してビュンビュン飛ぶので違った華やかさがありますし、キーパーはやっぱりチームの要でカッコイイです。クィディッチ・チームにはキャプテンもいます。

前置きが長くなってしまいましたが、ここから本題に入ります。

各キャラの設定

【和泉一織】グリフィンドール2年生/半純血
得意な科目:全部、特に得意なのは呪文学
苦手な科目:闇の魔術に対する防衛術(実技)
学年トップの秀才で、多くの生徒・教師になぜレイブンクローに組み分けられなかったのか訝られているが、実はスリザリンとのハットストール*1である。食事の時はいつも兄と一緒にいる。箒での飛行も上手いが、あまり乗りたがらないので周囲には知られていない。寮はうるさいので図書館で勉強している。

【二階堂大和】スリザリン5年生/半純血
得意な科目:魔法薬学
苦手な科目:変身術
監督生。とある名家の一人息子らしいという噂と、独特の雰囲気によって若干浮いている。世間話はにこやかにするが、自分のことをあまり話さない。スリザリンの寮には夜しか帰らず、他寮生とばかり喋っている。どの科目もそつなくこなすが、変身術に対してだけは妙に反抗的で成績が悪い。

【和泉三月】ハッフルパフ5年生/半純血
得意な科目:薬草学、魔法生物飼育学
苦手な科目:魔法薬学
監督生。クィディッチの実況を担当している。彼の実況は人気が高く、百年に一度の逸材とまで言われている。面倒見が良く、いつも朗らかで皆に慕われている。本人はあまり口にしないが、グリフィンドールに組み分けられなかったことやクィディッチ選手に選ばれなかったことに劣等感を感じている。

四葉環】ハッフルパフ2年生/マグル生まれ
得意な科目:変身術、魔法生物飼育学
苦手な科目:魔法史
ハッフルパフのナンバーワンチェイサー。しかも素直で気取らないのでかなり人気があるが、本人はあまり自覚していない。勉強にもあまり興味がないが、変身術の才能に恵まれており、変身術だけ学年トップの成績である。ホグワーツのセストラルをとても可愛がっている。

【逢坂壮五】レイブンクロー4年生/純血
得意な科目:魔法薬学、魔法史
苦手な科目:魔法生物飼育学
由緒正しい純血一族の血を引いており、父親は魔法省の重役。ただ、彼は一族で唯一スリザリンではないため、家族とは不仲だと噂されている。魔法薬学に並々ならぬ関心を持っており、その熱意はレイブンクロー内でさえ若干浮いている。基本的に成績は良いが、魔法生物がなぜか皆怯えてしまうため、魔法生物飼育学だけはあまり成績が振るわない。

【六弥ナギ】スリザリン4年生/純血
得意な科目:古代ルーン文字、マグル学
苦手な科目:呪文学
北欧の純血一族の末裔で、イギリスとの繋がりを強めるために特例措置でホグワーツに通っている。訛りがあるため呪文学が少し苦手だが、彼基準で苦手なだけで、基本的には死角なしの優秀な生徒。マグルの文化に興味津々で、彼のベッド周りはマグルの物で溢れかえっている。フレンドリーで他寮の生徒とも仲が良い。

【七瀬陸】グリフィンドール3年生/半純血
得意な科目:魔法史
苦手な科目:魔法薬学(こぼしたり落としたりするため)
グリフィンドール随一の人気者。その理由は人懐っこさだとも笑顔の可愛らしさだともゴブストーンの強さだとも言われているが、正確なところははっきりしていない。箒で飛ぶのが得意でクィディッチ選手に志願していたが、体が弱いため採用されなかった。図書館によくいるが、一度本にかぼちゃジュースをこぼしてから司書に目をつけられている。

【八乙女楽】グリフィンドール5年生/純血
得意な科目:闇の魔術に対する防衛術
苦手な科目:魔法薬学
監督生。正義感が強く、寮や学年に関係なく揉め事やいじめ全てを止めに入るため、彼の周辺では常に何か問題が起きている。優秀なチェイサーだったが、敵チームの選手を暴走ブラッジャーから庇って怪我をしたため、今は引退している。父親は魔法省の権力者で、最初の頃は悪い噂もあったが、本人の人の良さから今はほとんどそんな噂をする人はいない。

【九条天】スリザリン3年生/半純血
得意な科目:呪文学
苦手な科目:なし
スリザリンのシーカーで、スニッチを取り損ねたことはない。そのうえ、いつでも愛想が良く、成績も良いので、大規模なファンクラブがあるという。義父がホグワーツの元教師であることもあり、教師陣からの覚えもめでたいが、特別親しい友人がいないためプライベートは謎に包まれている。

【十龍之介】ハッフルパフ5年生/マグル生まれ
得意な科目:魔法生物飼育学
苦手な科目:変身術
ハッフルパフのキーパー兼キャプテン。クィディッチが上手く人柄も良いキャプテンのおかげで、ハッフルパフのクィディッチ・チームは結束が固いと有名。好青年なうえ、どの科目にも熱心に取り組むので、先生たちの間でファンクラブが結成されているという噂もある。弟がたくさんいるが、親族の中で魔法使いは彼一人らしい。

【春原百瀬】スリザリン6年生/半純血
得意な科目:闇の魔術に対する防衛術
苦手な科目:占い学
スリザリンのチェイサー兼キャプテン。リーダーシップがあるだけでなく、優れた観察眼で的確な戦略を立てることに秀でている。マグル差別に対してかなり強い拒絶反応を示すなどスリザリン内で少し異質な存在だが、人当たりが良く立ち回りが上手いことが幸いしているのか敵はそこまでいない。公言していないが、開心術ができる。

【折笠千斗】レイブンクロー6年生/半純血
得意な科目:呪文学
苦手な科目:闇の魔術に対する防衛術(実技)
その容姿と呪文学の腕前、それから独特の存在感のせいでかなりの有名人である。しかし、口数が少なくこだわりが強いため反感を買いやすく、校内に敵が多い。誤解されやすいだけで本人に悪気はない。クィディッチは嫌いだと常々主張していたが、ある時からクィディッチの試合をたまに見に来るようになった。

【狗丸トウマ】グリフィンドール4年生/半純血
得意な科目:魔法生物飼育学
苦手な科目:魔法史、魔法薬学
お人好しだが、口が悪いので喧嘩になりやすく、よく減点されている。グリフィンドール生はみんな彼の性格を知っているので、寮内では人気がある。クィディッチが大好きで、暇さえあれば練習しているが、成績はあまり良くないのでいつも先生たちに心配されている。ポジションはキーパー。

【亥清悠】ハッフルパフ2年生/マグル生まれ
得意な科目:闇の魔術に対する防衛術
苦手な科目:薬草学
1年生の頃はハッフルパフに組み分けされたのが不満で反抗的な態度だったが、2年生になってクィディッチ・チームにスカウトされてから、徐々に落ち着いてきている。チームではシーカーで、九条天に対抗することのできる選手になってくれるのではないかという期待をかけられている。マンドレイクの授業が怖すぎて、それ以降薬草学に苦手意識がある。

【棗巳波】レイブンクロー4年生/半純血
得意な科目:魔法薬学、変身術
苦手な科目:不明
孤立している様子もないが特定の友達がいる様子もなく、掴みどころがない。寮で同室の生徒によると、人がいるときは決してベッド周りのカーテンを開けないらしい。趣味は占いで占い学も得意だが、彼がする占いは占い学というよりは開心術に近いもので、占い学が好きなわけではないらしい。

【御堂虎於】ハッフルパフ4年生/半純血
得意な科目:闇の魔術に対する防衛術
苦手な科目:魔法生物飼育学
父親は貿易商で大金持ち。魔法省が親にペコペコしている様子を見て育ったため、魔法省のエリートを見下しているところがある。いつも悠然としていて、クィディッチのときはチェイサーとして安定したプレイでチームを支えている。実はグリフィンドールに組み分けられなかったことを気にしている。

【大神万理】ハッフルパフ7年生/マグル生まれ
得意な科目:魔法薬学
苦手な科目:占い学
監督生。昔はクィディッチ選手だったらしいが、本人にそのことを聞いてもはぐらかされてしまうので、詳しいことを知っている下級生はほとんどいない。成績優秀で面倒見が良く、模範的な生徒である。

おわりに

考えるの、めちゃくちゃ楽しかった……という気持ちで満ち足りています。書きなぐりの文章にここまでお付き合いくださった方、ありがとうございます。そしてもし共感してくださった方がいらっしゃれば、是非とも感想を教えてください。宝物にします。

ノキタにマシュマロを投げる | マシュマロ

私が過去に書いたハリポタ原作厨ブログ↓

原作厨の一人言 - 巷の話

*1:組み分けに5分以上かかった組み分け困難者のこと。ハットストールであることが明言されているキャラクターはミネルバ・マクゴナガル、ピーター・ぺティグリュー。

交差点

Encounter Love Song

Encounter Love Song

BLACK or WHITE COUNTDOWN 2023 にて披露されたIDOLiSH7の新曲、「Encounter Love Song」があまりにも私たちへのラブレターなので、お返事を書いてインターネットの海に流したい。そういうポエティックブログです。

聞いて地球どこにいても 出逢いに行くから

この出だしだけでも、脳が焼き切れそうな高揚感。虹/二次を超えるアイドルであるIDOLiSH7が、「地球どこにいても」と歌う美しさは格別です。

恐らく歌われているのは一目惚れした相手に出逢いに行く情熱的かつ甘やかなラブストーリーなんですが、IDOLiSH7のファンとして聴くとどうしても「アイドルがファンに出逢いに行く歌」にしか聴こえないんです。願望も大いに混じっている自覚があるので異論は認めます。

ファンがアイドルに出逢う瞬間は人それぞれで、それは例えば街中の広告であったり、テレビドラマであったり、インターネットであったり、友人の紹介であったり、100人いれば100通りのストーリーがあるものだと思います。辛いときに出逢う人もいれば、楽しいときに出逢う人もいる。出逢ってすぐに落っこちる人もいるし、ラグがある人もいるし、落ち具合だって様々です。そのどれもが、興味深くて羨ましくて、物語の中で恋人同士が出逢う瞬間のように鮮やかだと思うのです。

一方で、アイドルがファンに出逢う瞬間というのは、ほとんどの場合見えません。そんなものはないと言う人もいるかもしれない。だけど私は、アイドルは日々、ファンに出逢い続けているのだと思っています。街中の交差点で、コンビニで、テレビ越しの部屋の中で。あるいは、ステージの上で、イヤホン越しの音楽の中で。顔を知らない、話したこともない、お互いのことを知らなくても、ほんの一瞬運命が交差するだけで、運命で繋がれるのがアイドルとファンだと思うのです。アイドルとファンの関係において一目惚れはありふれた出逢いだと思っています。ちょっと夢見すぎって思います?でも、アイドルがせっかく見せてくれてる夢なんだからこれくらいでちょうどいいんです。私はね。

はじめてナナライの映像を観たときのことを印象深く記憶しています。アイドルが本職ではない、声のプロフェッショナルである人たちが、歓声を浴びて、ファンに囲まれて、とても嬉しそうに、楽しそうに歌っているように見えて、当時の私はものすごく感動したんです。ファンの声にはこんなにパワーがあるんだと、ファンがいる空間で歌うことはアイドルにとってこんなに気持ちのいいことなんだと教えてもらったような気がして、過去の映像だとわかっていながら、歓声をあげたくてしょうがなくなったあの感覚。私がIDOLiSH7と出逢った交差点があるとするなら、きっとここだと思います。

ちょっと話逸れますが、私の自論として、声優さんがやってくださるアイドリッシュセブンのライブは大抵Day2の方がボルテージが高い、というものがあります。Day1で歓声をいっぱい浴びた状態での皆さんのパフォーマンスは、伸びやかで、ポジティブな力がみなぎっているような気がするんですよね。Day1ももちろん超アツいんですけど、一層突き抜けた感じがする。あくまで主観です。

話を戻します。個人個人としてのファンのことは知らないかもしれないし、大きな距離があるかもしれないけど、集合体としてのファンは間違いなくアイドルと対峙していると感じています。「ファンの皆さんのために」「ファンの皆さんのおかげで」は、ただの定型文じゃなく、少なからず彼らの本音なんじゃないかな。そう思いたいだけかもしれないけれど、アイドリッシュセブンが、そしてアイドルが好きな私としてはそれを信じたいです。

そして、新たなファンと出逢い、繋がることに全力なアイドルが好きな私に刺さりすぎるラブソングが「Encounter Love Song」。私の好きなアイドルがこれを歌ってくれる幸せを、どう処理していいかわからずこんな文を深夜に書いているわけです。会いたい、逢いに行くよとはっきり歌ってくれるの、愛だよなあって思います。

君にただ会いたいんだ 全部歌になる

IDOLiSH7はいつだって私たちの人生や生活にそっと触れるような歌を歌ってくれる。良い歌に恵まれているのももちろんだけど、そこにIDOLiSH7がのせる温もりがそう思わせてくれるんだと思います。「Everyday Yeah!」や「THE POLiCY」、「ナナツイロ Realize」を経て、こんなラブソングまで届けてくれるなんて、あまりにもスーパーアイドル。

ねえ君も逢いたかったの? やっと見つけたよ

これまでIDOLiSH7と出逢ってきた人たちと、これから出逢う人たちみんなに、絶対届いてほしい歌詞。こんなこと歌われたら、 ずっとIDOLiSH7に逢いたかったよ、って言いたくなってしまう。大袈裟だとわかっていても、あなたたちに出逢うために生きてきた、と言いたい。こんな気持ちが愛だと思っているということ、言葉にして残しておきたいです。

歌っていてくれてありがとう。私のところまで出逢いにきてくれてありがとう。

地球どこにいても、あなたたちの歌を聴くよ。

マネージャーに聞いたアイナナのイチオシ名言集

アンケートにご協力くださり、ありがとうございました!

面倒だったと思うんですが、出典も明記してくださってる方が多くて助かりました。回答いただいたセリフにところどころ私が好きなセリフを混ぜつつ、掲載を許可してくださった方のコメント、それから私の感想を勝手に書き加えてまとめたものがこの記事になります。小さい文字で書いてあるのが私の感想です。また、前後関係がわかるように、独断で引用部分を拡大したセリフや、引用部分が微妙に違う複数回答を合体させてもらったセリフがあります。ご了承ください。

アニメから引用してくださった方もいたのですが、便宜上アプリ内のシナリオ準拠で引用させていただきました。出典はすべて確認しましたが、誤字や間違い等ありましたらご指摘いただけると助かります。

かなりボリュームがあるのと、直球ネタバレになりますので、読み終えていないストーリーがある方は先にストーリーを読むことをオススメします。

ストーリーを読み返すきっかけや、アイドリッシュセブンのシナリオの良さを再確認する機会になれば幸いです。

第1部

たまには甘やかして。

和泉一織 / 3章5話「思い出した心」

——名言に入るのかは分かりませんが、このセリフでいおりんに落ちたマネージャーは多いと思います。私もその1人です。とんでもない破壊力ですよね。(夏くん)

何度見てもとんでもないセリフ。ここを読んで動揺する新規さんを見るのがライフワークです。

ボクたちは忙しい。だけど、お客さんはもっと忙しいかもしれない。 ボクたちの仕事は大変。だけど、お客さんはもっと大変な日々を過ごしているかもしれない。 ボクたちにはやりたいことがある。だけど、お客さんにはもっとやりたいことがあるかもしれない。そんな中、時間を作ってボクたちを見に来てくれる。夢のような、楽しい時間を求めて。瞬間、瞬間に、最高の価値を与えられないなら、ステージに立っている意味がない。

九条天 / 4章3話「プロの覚悟と王様プリン」

——アイナナは好きなセリフだらけで迷いました。なんとかモモのアイドルを苦しめるのは好きの感情…のところと二択まで絞り込んで、こちらにしました。ファンのことをここまで考えてくれているアイドルなんて好きになるしかないじゃん!!と、アイナナにどんどんはまっていく最初のきっかけだったように思います。今ではすっかり箱推しで全員好きなのですが、アイナナ沼に深く沈ませてくれた最初の分岐点のセリフで、ずっと心の中にあります。(箱推し人間)

——九条天のアイドルとしての覚悟がすごく伝わってくるセリフの1つで、まだ出会ったばかりですけどとても好きなセリフの1つです!(夏くん)

——当時就活開始直前だったこともあり、仕事観の基礎にめり込んでいます。社会人になって、忙しさに追われてもこの言葉を忘れないでいようと心がけています。おかげで、コロナ禍も乗り切れました!(ただでさえ多い業務量な上に、コロナでめちゃくちゃ業務量が増えた医療従事者より)(TRIGGERは仕事の先輩だと思っている人)

医療従事者の皆様、いつも本当にありがとうございます。このあとも多く出てきますが、天くんのセリフはみなさんの仕事や人生を支えていることが多かった印象です。アイドルはこうやって社会を支えてるんだなと嬉しくなりますね。

ワタシ、アイドルです。人を笑顔にするのが仕事。みなさん、笑って欲しいです。(中略)聞かせて、と誰かが言えば、何度でも蘇ります。月が満ちるように。朝日が昇るように。ワタシたちのハートビート、決して、決して、絶えることはありません。

六弥ナギ / 9章1話「プリーズ、ミュージック」

ナギの言い回し、ロマンティックで柔らかくて好きです。初期のナギはふわっとしているように見えるけど、「アイドルは人を笑顔にするのが仕事」と言葉にできるところがさすがだなと思います。

ほら、一織も……。おまえがいなきゃ始まらないよ。

七瀬陸 / 9章1話「プリーズ、ミュージック」

一織は1で、IDOLiSH7の一員で、みんなの友達で、だから大丈夫だよ、そんなニュアンスがぎゅっと詰まったこのセリフが大好きです。これを口にできるのが陸くんの強さだし、一織くんのコンビにこれ以上ない人だと感じた瞬間でした。

一度きりの人生!オレの人生、面白くすんのはオレしかいねーじゃん?

和泉三月 / 10章3話「見せてよ、リーダー」

——この言葉に出会った当時はコロナ禍入ったばかりでした。新しく大学生活をスタートする予定だったのですが家にいなければならなくなり辛く退屈な日々を送っていました。そんな時にアイドリッシュセブンを始めこの言葉に出会いました。この言葉は大和との会話の途中で言ってますがなんだか自分にも言われてるような、また初めて聞いた時三月くんのこのマインドにとても強く共感したんです。そこからこの言葉を忘れずに「楽しくするのは自分しかいない!」を心の中で唱え続け、コロナ禍という状況でも学生生活楽しく過ごせるよう色々と行動したりしました。その結果、今年で卒業なのですが良い思い出がたくさんできました!ありがとう三月くん!大好きだよ!

——アニナナからアイドリッシュセブンを知った私は当時中学生で、目標ややりたいことを明確に持てていない、持てていたとしても自信を持てないことが多かった時期でした。しかし、この言葉を聞いて、一回きりの自分の人生だから自分で選択する自由があっていいんだと気づくことができました。今でも何か選択する場面では、一回きりの人生だから、一回きりの大学生だから、と後悔のないよう、一生懸命をすることができています。三月の、何に対しても一生懸命で真正面からぶつかっていくところが好きで、最推しである大和さんに一生懸命を教えてくれたことに本当に本当に感謝です。もちろんアイドルをしている大和さんも大好きですが、俳優業をやってこそ大和さんの表現力の豊かさが活かされると思っているので、ドラマ出演に対して背中を押してくれて、三月ありがとうの気持ちでいっぱいです。その一生懸命は、ナギをノースメイアへ探しに行く場面で使われています。大和さんが「今、勇気出して誰かのための一生懸命ができなかったら一生後悔する」と言っているのを4部PVで聞いたときから、一生懸命を口に出してやるようになったことへの成長が伝わり、涙腺崩壊でした。お兄さんコンビの絆、そしてピタゴラの絆を繋げている一つの言葉だと感じております。(もか)

三月くんの言葉がこうやっていろんな人の人生に影響しているのを見るとやっぱり彼はスーパーアイドルだなあと目頭が熱くなります。

さっきから勝手に、口に蓋するのやめて貰えませんか!?鍋じゃないんですけど!?

和泉一織 / 5章4話「最高の暇つぶし」

——名言というより迷言ですが、お気に入りのセリフの1つです。初っ端から笑わせて貰ったので、エントリーしました!(夏くん)

一織くんって案外こういう面白さありますよね。かわいい。

なんで、あいつが弟なんだろ......。

和泉三月 / 16章3話「ゴシップとチームワーク」 

——名言というわけではありませんが、好きな台詞と言われて真っ先に思いつく、とてもアイナナらしい言葉だと思います。一織のことが嫌いなわけではないのに、劣等感に苛まれつい発してしまった三月のこの言葉。こんなに人間くさい台詞をアイドルもので聞けることがかなりの衝撃で、アイナナにハマる1つのきっかけになりました。

人間くさいという形容がピッタリ。この言葉をこぼした相手がナギなのもなかなかえぐられますよね。

あなたは私たちの爆弾だから。最強の爆発力、遠慮なく、お見舞いしてくださいよ。爆風がこっちに向いたっていい。今度こそ完璧にフォローします。

和泉一織 / 20章3話「IDOLiSH7

——ストーリーの序盤で陸の持病が不安要素になるという意味で用いた「爆弾」という言葉を、この決戦直前の会話で「あなたが私たちの最大の武器だ」の意味で持ってくる、この転換の美しさ!惚れ惚れします。一織の使う直喩表現はどれも彼の知性と情熱が感じられてグッと来ます。(一織推しマネ)

ブラホワ前、陸くんが問うた「オレをスーパースターにしてくれるって言ったの、覚えてる?」へのアンサー。ボイスの「爆弾」の力の入り方が熱くて私も大好きなセリフです。このときから一織の核ははっきりしてたんだなと改めて。

第1部サイドストーリー

※サイドストーリーはあとから開放されるので読み落としてる方も多いと思います。記憶がない方はぜひ先に読んでから読み進めてください!

私は人と関わるのが苦手なんです。その代わり、関わった人には責任を持ちます。

和泉一織 / 3章4話サイドストーリー「活動禁止令」

——初期の頃の話から挙げさせていただきました。この言葉は一織から環に向けて発せられたものです。このことから、最初から兄さんや、七瀬さんだけのために動かず、常にIDOLiSH7のことを想っていることが分かるのが大好きです。また、彼が人付き合いが苦手でほとんど「はじめまして」のメンバーでありながらも、責任を持つと言えるくらい人との関係性を大切にしてるところが大好きです。

人と関わるのが苦手な自覚のある一織くんが大事にしたい、責任を持って関わりたい人たちと出会えたこと、嬉しくて泣けてきますね。

オレが大人だったら、もっと、魔法みたいな言葉が言えたのかな。(中略)みんな、それぞれの言葉で伝えようとしてる。オレたちは大丈夫。大丈夫だから。ベッドにもぐって、また泣いちゃっても、一織には仲間がいることを思い出して、忘れないで。泣いてる暇もないくらい、オレたちが、いつも笑わせるから。

七瀬陸 / 9章1話サイドストーリー「心のそばに」

このサイドストーリーでは、陸くんの視点でミューフェス後の一織を心配するみんなの様子が語られています。陸くんの、不器用だけどあたたかい気遣いがいっぱいで、最後が「今夜は特別、憎まれ口も許してあげることにした」なのもぎゅんとくる。フラウェ推しのバイブルだと思っています。

キミが100回ミスしたとしても、キミの笑顔で幸せになってくれる人がいる。キミの欠点が100個あっても、キミのひとつの長所で、救われる人がいる。100の欠点を埋めて、ミスをしない優秀な人間になる必要はない。それはロボットで人じゃない。キミだけにできることをして。キミが幸せにできる人をキミのやり方で幸せにすればいいんだ。

九条天 / 11章3話サイドストーリー「心構えをキミに」

——完璧じゃなくても、欠点だらけでもいいんだと思えた。

この言葉の説得力すさまじいですよね。100回ミスしても、100個欠点があっても、人を笑顔にできるのがアイドルのすごさ。ファンとしても胸に刻んでおきたい名言です。

第2部

やっと、やっと、オレをアイドルにしてくれたおまえらに恩返しが出来るチャンスだ。

和泉三月 / 1章2話「涙のワケ」

——アイドルになれたことも、レギュラー番組が始まることも、ぜんぶ自分の努力が実を結んだことなのに、そこで天狗にならず、自分のおかげではなく周りのおかげだと発言しているところに心奪われました。

三月くんの真っ直ぐさが伝わってくるセリフで、これだけで泣きそう。本当にカッコイイ人ですよね……

は?なんですか?舌打ちしました?聞こえましたよ。ねえ、ちょっと!

和泉一織 / 4章1話「一織の選択」

——「冷静かつ理性的な一織くんが天くんに舌打ちされてキレる」というシチュエーションに大興奮しました。「人に舌打ちするのは失礼なこと」という認識のある一織くんの育ちの良さ、「は?」から滲み出る頭に血が上った感じ、一織くんのセリフにしてはひとつひとつの単語が短くて、カッとなって思いついた言葉をそのまま口に出している、というところからも彼の直情が伝わってきてギュンギュンします。また、このセリフに至った経緯としての「一織くんと同じく理性的で礼儀正しい天くんが人前で舌打ちするほど感情を露わにしている」という前段階もたまらなく好きで、かつこのキャットファイトの渦中にいるのは陸くんで……短い中にもフラウェと双子のいろいろな要素がギュッと詰まった、最高のセリフだなと思っています。(「首輪をつけて飼いたい!」国民)

フレフレメンバーの中だと一織くんが年相応になるのほんとかわいい。わかります。

しんどいな。

四葉環 / 4章2話「お披露目」

——めっぞでくらべられやすい”2人”で活動もしている環くんだからこそ、また高校生組で同い年の環くんだからこそ気づいて声をかけてくれたシーンだなと思って結構初期の話だけど印象深く覚えています。それに対する一織くんの返しも、認めつつ隠して陸くんとi7を守ろうとする気持ちがあらわれていて素敵なシーンだなと思います。(天パの蕎麦屋

今でこそかなり同級生感出てきましたが、この頃はまだ大人びた一織くんと子供っぽい環くんって感じでしたよね。センター交代という、誰も悪くないのに苦しいタイミングでのぞいた環くんのあったかさが沁みます。

アイドルを苦しめるのはいつだって、好きの感情なんだよ。

百 / 4章4話「無限の期待」

——アイドリッシュセブンというコンテンツが大きくなればなるほど、ファンの層も広がり、要望も増え、様々な意見が出るようになってきたと感じています。そんな時に百くんのセリフを思い出します。行き過ぎた言動や、周りに迷惑をかける様なことは良くないけれど、ファンの意見はどれも愛があるからこそのものだと、改めて考えさせられました。(モカ

——アイナナのアイドル、ファン双方すべての生き様に通ずる言葉だから(しいたけ)

——私はジャニオタ兼業しているので、この言葉に出会って自分の好きも推しを苦しめていたかも、と思い少し反省しました笑。全オタクに聞いてほしい言葉です。実際にTwitterでは2次元3次元問わず結構この好きはきっと推しを苦しめているな~という発言見ますね。

——アイドルについて話しているけど推す側であるこちらもハッとさせられる言葉でした。無数にある名言の中でも特に印象に残っているのでこちらを選ばせてもらいました。私はアイドリッシュセブンで生きるために必要なことの多くを学んだと言っても過言ではないくらい学ばせてもらいました。都志見先生には足向けて寝れません...

——アイドルというものの存在やその真意について核心をついているなと思わされた最初のセリフだから(あーちゃん)

——他の界隈の推しに対して自分の好きと本人の方向性がズレていってさまよってた時に出会った言葉でアイドルから向けられたその言葉に苦しくなりました

——自分は、リアルアイドルも推してる身なので気をつけなきゃいけないなというのもありますし、何より今思えばアイナナが気になりだしたきっかけだったかもしれません。(M)

このセリフはやはり支持が厚かったです。アイドルの見方や、関わり方の違いが見えるような、良い意味で自我の強いコメントが多くて興味深いですね。

ファンが増えれば増えるほど、好きの種類が無限に増えていく。人はそれぞれ!好みもそれぞれ!だから、格好いい陸が好きなファンもいれば、かわいい陸が好きな人もいる。バラエティを望む人、ライブを望む人......。どのファンも陸を思ってる。でも、陸は1人しかいない。みんなの期待には応えられない。そのことが、彼らを苦しめる。なんでかって言うと......。アイドルを仕事にする奴らは、人を幸せにするのが好きで、人に愛されることが好きだからさ。ファンにがっかりされることがあると、人一倍、食らっちゃうんだよね。何が悪かったのかなー。もっと頑張んなきゃーって、思いつめちゃう奴もいれば......。おまえらの言うことなんか、聞いてられっか!って、ぴりぴりしちゃう奴も出てくる。ファンもぴりぴりしてくる。期待があるから不満が生まれて、好きがあるから、嫌いが生まれてくる。だーれも悪くない。なにが1番って解決方法もない。でも、本人たちは苦しくてしょうがない。

百 / 4章4話「無限の期待」

——名言として有名な「アイドルを苦しめるのはいつだって好きの感情」、の直後の百のセリフです。個人的にはこちらの方が刺さりました。私が好きなアイドルはそういうアイドルだからです。私たちファンにアイドルその人自身の本質を見抜くことなどできません。それを承知のうえで、「顔やスタイルがいいから人気になれると思ってアイドルをしている人」と「本気でアイドルという職業に向き合っている人」を見分ける目は持ってると思ってて、私の好きなアイドルたちってみんな後者だよな…としみじみしたので。

私もこの部分がかなり好きなので長めに引用してしまいました。今読み返すとNO MAD時代のトウマのことが連想されますね。個人的には、「どのファンも陸を思ってる」と解釈・表現してくれているところにかなり救われます。自分勝手なエゴだとしても、それも愛だよ、大丈夫だよと認めてくれる、モモさんらしい強さとやさしさだなと思います。

ボクの恋人はファンだよ。

九条天 / 5章1話「突然の訪問者」

——私が九条天の恋人になった瞬間です

ものすごく天くんのファンらしいコメントで思わず笑顔になりました。

アイドルとして最低なことは、ファンを失望させることだ。九条天のファンでいたせいで、傷つくことがあったなんて、ボクは絶対に許せない。ボクのファンでいること、いたことを後悔させたくない。いつか、ボクから他へ興味が移って、ボクのファンを止めることがあっても、ボクを応援していたこと、ボクに時間を費やしていたことは、楽しいものだったと、笑っていて欲しい。

九条天 / 5章2話「伝えたい思い」

——元々TRIGGERに一目惚れしてアイナナを始めましたが、この言葉を聞いて一生推す、、🤦と思ったのを今でも覚えています

——いつかアイドリッシュセブンもコンテンツとして終わる時が来るとは思うんですけど、その時に今までアイドリッシュセブンを続けてよかったなと思えるような自分でありたいなと思いました。そういう推し方をしようと思えるようになりました。

あの若さで、他に興味が移ったときでも、と言い切れる強さに脱帽します。失望していなくても離れていくファンがいることを理解していることも、なんというか圧巻ですよね。見習いたいけど見習えないので、いつも心に九条天を宿して助言を仰ぎたいです。

ミツ、いいもんやるよ。手え出してみ。(中略)ほどほどってやつ。おまえは俺に、一生懸命ってやつ教えてくれたからさ。ほどほどってやつ、俺が教えてやるよ。

二階堂大和 / 8章3話「君をみてるよ」

——一生懸命をくれた三月くんにほどほどを返す大和さん。ピタゴラの優しさが集約されてる言葉であり、大好きな三月くんを優しく包んでくれた言葉で大好きです。後に、今使えば良いのか?と詰め寄る三月くんにもまた悲しくなるのですが…

このあと「笑ってるミツしか知らないやつにはわかんない」「そのまんまのミツが俺には最高だよ」と続くのがまた泣けるんですよね。ピタゴラのあたたかな支え合い、じんわり沁みます。

君を見てるよ。君がつらい時、悔しい時に、ひとりぼっちで怒らなくていいんだ。君の気持ちをわかってくれる人はたくさんいる。ちゃんと、君は見守られてる。約束するよ……。君の声がピアニシモより小さくても、必ず気づけるように努力していく。君が嫌な思いをしたら、僕が先に怒るから。もう拳を振り上げたりしなくていいよ。

逢坂壮五 / 8章3話「君をみてるよ」

——アイドリッシュセブンのアニメシリーズは、機知に富んだメタファーが多いなと思っていたのですが、このセリフから始まる信号の描写には非常に驚きました。意図したものか、偶然の産物にしろ、私がチームアイドリッシュセブンの皆さんへの感謝をますます募らせた回です。(以下、詳細です。環の後ろに映る信号は赤→壮五が環に「君をみてるよ」と言う→信号が青に変わっている その後のシーンでは、環が壮五に「俺は何をすればいい?」って聞く→信号が赤から青に変わる 2人の会話終了後のシーンでは、信号は青が赤に変わる寸前→壮五がテレビ局の裏で理ちゃんに会う回へ…)(エリンギ)

2期の8話ですね。アニナナの演出まであまり見れていなかったので、見返して新鮮に感動してしまいました。メゾピアノの環くんと、メゾフォルテの壮五さん。一見真逆に見える彼らの記号の意味がわかるセリフでもあり、MEZZO”の目が合い始めるセリフでもあります。個人的には、4部16章1話の「君を巻き込むよ。」につながるセリフだと思っています。

他人と比べていいことなんてない。比較していいのは、過去と、未来の、自分だけ。ブラックオアホワイトでボクらに勝った、あの時のキミたち自身に、今日のキミたちが勝ってみせて。明日も、明後日も、勝ち続ける努力をやめないで。

九条天 / 9章3話「心の真ん中にあるもの」

——就活中、すごく励みになった言葉です。自信が出なくて落ち込みそうになった時、いつもこの言葉を思い出します。また、自分自身と戦い、自分を見つめ直す切っ掛けにもなりました。楽の名言「100人に愛されるお前じゃなくて、お前に愛されるお前になれ」と併せて、自分らしく頑張るための指針にしています。

——研修などで他の人と自分を比べてしまって辛かった時、天くんの言葉に救われた(ちょこ)

——本質を突いているなとしみじみ思うから

——九条天のプロ意識の高さと努力を継続する能力の根幹を知ることができたと感じました。

——何かにくじけそうになるたびに思い出して元気と勇気をもらっています

——うまくいかない時ほど他人と比べてしまうものですが、そんなことをしても不安になるだけだって分かっているんですよね。それでもやっぱり比べてしまう……。この言葉を初めて聞いた時は、まだ学生の頃でした。何かと他人と比べてしまうし、比べられる機会も多かったと思います。それ故の不安や焦りも、何度も感じていました。そんな不安に、天さんが、天さんの中の一つの答えをくれました。「比較していいのは、過去と、未来の、自分だけ。」他人と比べようとしても、他人と自分じゃ何もかもが違う。比べたってなんの参考にもならない。他人には他人の、自分には自分の個性があり、長所と短所がある。当たり前なことのはずなのに、焦ってしまうとつい忘れそうになってしまいますよね。天さんだって、八乙女楽と十龍之介には敵わないと評しています。それでも、2人とは違った天さんの魅力と、積み重ねて来た努力で「今」、その立場に居るんですよね。完璧主義な天さんですが、きっとあの時点の精神性は、一朝一夕では育まれないものだと思います。この名言も、自分と他人と比べた事がある人じゃないと出てこない言葉だと思うんです。そう考えると、あんなにも厳格な天さんも、10代らしい、焦りや悩みを経験していたのかと思うと……グッと来ました。初めてこの言葉をメインシナリオ内で聴いた時、自分の中でストンと肩の荷が下りたような、余計な力みがふっとなくなったような気がしたんですよね。この言葉を唱えるたび、自分のペースに持ち直す事が出来る、お守りのような言葉です。(きび)

——うまくいかないとき、ダメになりそうなとき、この言葉を思い出して、過去の自分より今の方がイケてるじゃんって自分を励ましてます。

一番回答が多かったセリフはこれでした。ずっと完璧な九条天であり続ける彼の、ある意味等身大のセリフなのかもしれませんね。シンプルだけど、実行の難しい自律を遂行する彼の気高さが端的に表れている言葉であり、それをライバルにシェアしてくれるその気高さも彼らしいと思います。

俺は俺以外を生きたことはない。だけど、俺を必死に生きてる。大真面目に八乙女楽をやってんだよ。(中略)正解なんて探すな。そんなもん、あったら苦労しねえけど、ラクな一本道なんてどこにもない。ノイズは消せ。自分の声だけ探せ。100人に愛されるお前じゃなくて、おまえに愛されるおまえになれ。そしたら、いつか、1万人がおまえを愛するようになる。それが自分自身を、真面目に生きるってことだろ。

八乙女楽 / 9章3話「心の真ん中にあるもの」

——他人の言葉があれこれ気になってしまう性格で色々疲れてしまっていた時にこの言葉に出会えました。この言葉のおかげで自分の事もう少し好きになってあげようと思えました。この言葉のおかげで社会人になってもめげずにやってこれてます。私の人生の中の名言集に収録されてます!笑
トリガーの、八乙女楽のかっこいいところが本当でてますよね。生き様がかっこいいです。推しは違うのですが、そんな彼らをいつも応援しています。

——アニナナ(原作でもですが)2期の和泉三月周辺の話がすごく好きで、ずっともやもやして元気が出ない三月君に対してここまで潔い発言ができる八乙女楽がめちゃくちゃかっこいいです...!!あと個人的に職場の環境から先日適応障害になってしまい、今の仕事を続けるか、今の仕事って本当にやりたいことなのかなって悩んでしまって、そのときにこの言葉を受けて自分は正解の人生を歩もうとしていたのかもしれないなと思い、休職と転職の決断をすることができました。この言葉に出会えていなかったら、私は年を取ってから自分の人生って何だったのかな、と思っていたかもしれません。現在まだ求職中の身ですが、自分の声に正直に、仕事を探したいと思います。(長くなってしまい申し訳ございません。)

——そのあとに100人に愛されるおまえじゃなくて〜と続くのですが、そこよりもノイズを消せ、単体で好きです。心情的に外野がうるさかったり、周りの目が気になったときにノイズは消せと八乙女楽が頭の中で言ってくれるのでノイズを消そうって気になります。

——きっと名言といえば!とぱっと思いつく上位に入っていると思いますし、最初に聞いた時「八乙女楽かっこよ~~!」と思った記憶があります。ですが、今回は和泉三月推しとして少し語らせてください。和泉三月くんは、アイドルになりたくて、でもオーディションに落ち続けて、やっとアイドリッシュセブンの活動の中で認められ始めたと思ったら、ファンからの心無い声でどうしたらいいのか分からなくなってしまっていたところでした。そんな時にこの言葉。この言葉を聞いたときは、心に残ったと思いますし、八乙女楽の思いはきっと三月くんに伝わっていたとは思います。でも心の中では、「俺なんかには……」という思いがまだまだあったんじゃないかなと思います。この言葉を聞いたのが2部ゼロアリーナのこけら落とし公演のあたり。この言葉を受けた三月くんが自信をもてるようになるのが5部9章バクマジ開始ごろ。アイナナ世界だと1年ぐらい(?)の期間があいています。(我々の世界だと4.5年(?)……やばいですね)その間にきっと自分を好きになるための努力を三月くんはたくさんたくさんしてきたのだと思います。この言葉がなければ、三月くんは自分を他人と比べてもっと苦しい思いをしていたかもしれない、ファンがどれだけ三月くんに愛を伝えても、本人には伝わっていなかったかもしれない。そう思うと、努力の方向性を与えてくれた八乙女楽のこの言葉のおかげで、和泉三月くんが5部9章で自分のことを好きになったと言えるようになったんだなと思います。大好きな和泉三月くんが自分のことを好きでいてくれることが私はとても嬉しいです。八乙女楽に大感謝です。(何も考えずに文を打った結果、三月"くん"と"八乙女楽"と呼び方が明らかに違って自分で笑ってしまいました。八乙女楽は八乙女楽なんだよなあ……)

——この言葉自体は三月に発せられた言葉だけど、自分自身にも読んでいてぐっと突き刺さりました。まずは自分に愛されること、愛すること。これがどれだけ大切なのかを改めて知ることが出来ました。

——自己肯定感が低い私にめちゃくちゃ刺さりました、、、

やっぱり八乙女楽さんのストレートさには敵わない。この飾らない言葉にこれだけの説得力を持たせられるのは、彼の生き様ゆえですよね。今読むと、情に厚いタイプの楽さんが「ノイズ」と言い切る重みもあるなと思います。

すごいものを見るたび、きっと、目がくらんじゃうけど……。もう、絶対に、忘れないよ……。オレを変える勇気も大切だけど、オレでいる勇気も、大切だっていうこと……。……っ、オレは、IDOLiSH7の和泉三月だから!

和泉三月 / 9章4話「ディアフレンド

ーー自分自身を他人と比べて落ち込むことが多かったけど、この言葉を聞いてから自分らしさを大切にすることも大事なんだと気づいてすごく楽になりました。(和泉三月の生き様が好き)

三月くんの節目節目の言葉はどれも真っ直ぐで圧倒されますね。読みながらボロボロ泣いてたことを思い出してしまう。

ア―・ユー・ハッピー?

六弥ナギ / 9章4話「ディアフレンド

——当時メインストーリーを進めながら見に行ったアイナナ展でナギのこの言葉を見て泣いてしまったのをとても覚えています。当時の自分がどうして泣いてしまったのか覚えてませんがアイドルに微笑んでこんなことを聞かれたらもうそれはhappyにならざるを得ません。

——ナギの他人への配慮、愛を感じられる言葉だから。
キーとなる言葉でもあり、良い時も悪い時も自分にも他人にも幸せを問いただしてくれ、幸せに向かわせてくれる言葉。
桜春樹の幸せでいて欲しいという想いも組み込まれていて、簡単な言葉なのに重みがある。

——ピタゴラの3人が少しずつ変化してい様子がわかる魔法の言葉。発する時発する相手によって全く捉え方が違うのも印象的です。温かい気持ちも後ろめたさも引き寄せる…。今でもふとした時自分に投げかける大事な言葉です。

アイナナ展のメンバーメッセージとしても書かれた言葉だそうです。私はREUNIONでこの言葉を観客からナギに届けようと江口拓也さんが言う場面がとても好きです。等身大のナギも、魔法使いのようなナギも見える、重たくて軽やかな彼そのもののような言葉。

ごめん。鍵を壊して。後で弁償するから……。

逢坂壮五 / 13章2話「明日」

——常識人じゃない!!(ななちょん)

逢坂壮五がかなりクレッシェンドしはじめるシーンでいいですよね。謝るポイントおもろい。

あなたが……、あなたが私のIDOLiSH7と言う響き、好きですよ。あなたのものになって、あなたの武器になって、あなたの夢を叶えてみたくなります。

和泉一織 / 14章4話「宣戦布告」

——和泉一織という人がずっと抱えてきた渇望、彼の夢や生きがいがストレートに表れた、この上なく彼らしい言葉だなと思います。自分のためでなく、誰かのために生きたい、そのために自分の能力を捧げたい。
繰り返しを多用した言葉の響きも美しく、熱烈かつ切実で、大好きです。(一織推しマネ)

一織くんのロマンチシズムと静かに燃える情熱と、それを打ち明けてもいい相手としてマネージャーを認めていることが珍しくむき出しになっているセリフ。何度読んでも心を掴まれます。

第3部

IDOLiSH7のイメージを落として、さらにあなたまで失うなら意味がない。どんな状況になっても、IDOLiSH7にしがみついている覚悟が、二階堂さんにはありますか?ないなら、言ってください。メンバーにどれほど罵られたとしても、私がここからあなたを追い出してあげます。貴方がIDOLiSH7に執着できるなら、どんなことが起きても、先手を打って戦います。

和泉一織 / 2章4話「眠れぬ夜」

——一織の苛烈さと誠実さ、IDOLiSH7を守るための優先順位を間違えないところ、そのために自分自身の感情すら平然とあとまわしにできてしまうところが、切なくやるせなく、大好きです。(一織推しマネ)

執着できるのかどうかと大和さんに冷静に問えるのは一織くんだけで、大和さんが抱えているものを見せられるのは一織くんだけなんだろうなと思います。リーダーとブレーンたるふたりに特有の信頼関係を感じるシーンとして印象深いです。

あんたが犯罪者だったとしても、今さら、嫌いになんてなってやるかよ!

和泉三月 / 3章4話「誇り、亀裂」

——三月はメンバーの中でも漢気あるセリフに時折キュンとさせてくれるんですけど、こんなセリフ愛しかないじゃないですか……このシーンは何回みても泣けてしまいます。(まや)

嫌いになれない、じゃなくて、嫌いになんてなってやるかよ!と言えるのが三月くんの芯の強さ。

君は愛されたいんだよ。でも、愛される努力はしたくないんだよ。そんな自分が恥ずかしいんだよ。

千 / 4章3話「認めなよ。」

——大和に向けられているはずなのにすごい自分に全速力で突き刺さった。

昔万理さんに言われて救われたであろう言葉を後輩にかけてあげようとして、加減できずに急所を突いてしまうユキさんの人間味ですよね。2部までの「頼れる先輩」としてのユキさんとは違う面が見えてくるセリフですね。

俺が間違ってても、優しくして……。

二階堂大和 / 4章3話「認めなよ。」

——汎用性が高い

汎用性が高い。本当に。二階堂大和さんの甘え属性の極地ですね。

言い訳しろっつってんだよ!誤解したまんまじゃん、あんたのこと!

四葉環 / 4章3話「認めなよ。」

——自分自身もそーちゃんに近い思考方向なので、あぁ言い訳ってしてもいいのか、と少し力を抜くことができました(わかめ)

言い訳してくれないとわかんない、というシンプルな言葉だけど、そのまっすぐさがきっと壮五さんの呪縛をほどくんだろうなとしみじみ。MEZZOってすごい。

最悪な人なんていない。最悪な状況があって、不幸な人を生むだけだ。それだって、風邪みたいなもんだよ。自分を好きになれない時ってあるよね。でも、自分のこと否定ばっかりしてたら、どんどん、しんどくなっちゃうよ。自分なのに、自分の中に居場所がなくなっちゃう。他人の中に居場所がなくてもつらいのに、自分の中から追い出されたら、もっと、つらいよ。

百 / 4章5話「最低の自分」

——誰かに何か悪い感情を持ってしまった時、自己嫌悪に陥った時、これを思い出すたびに今の自分は物事を多面的に見られていないのでは?と考えられる そうやって毎日モモに救われている(うぇ)

——人や自分を嫌いになりそうな時、この言葉を思い出し、そうじゃないよなと気持ちを整理することで救われています

——仕事でミスをして落ち込んだ時に結構自分自身を責めてしまって、ミスをする自分もそれを責める自分も好きになれないことがあります。そうなるとかなりしんどくて立ち直るまでも時間がかかっていたのですが、そんな時にこの言葉を思い出して、自分の事をまるっと認めて許してあげられるように、居場所を作れるように意識できるようになりました。

——都志見先生のストーリーの根幹だと思っています。元々アイナナを始める前に魔法使いの約束という、同じ都志見先生のストーリーの作品をプレイしていましたが、その時から感じていた都志見先生の思想が端的に表されていると感じました。

最悪な状況があることを知っていてなお、人のことを「最悪」と切り捨てたくないというモモさんの人好きなところ、スポーツマンシップが凝縮されたセリフだと思います。都志見先生の思想を感じるのもめっちゃわかる。私もよく思い返して指標にしている言葉です。

汚い手で触られたって、千の歌は汚れたりはしないよ。千が否定されたって、千の歌が否定されたことにはならない。千が愛されたって、千の歌が愛されたことにはならないように。おまえがどんなにダメな奴でも、おまえの歌は、おまえにしか作れない。俺は聴いていたいよ。最高の歌だから、聴いていたいんだよ。

大神万理 / 6章5話「過去の幕開け」

——何かを創る側でない人にはどうしても理解してもらいづらい、若い頃の千がずっと抱えていた苦悩を、いとも簡単に和らげてしまった言葉。私自身表現することを学んでいるせいか、数あるアイナナの名言の中でもひどく刺さった一言です。万理がくれたこの言葉を寮を出てきた大和にあげようとして逆に怒らせてしまうシーンや(アプリ3部4章3話・アニナナThirdBEAT!#4)、たまに読み返した時の自分への刺さり具合から、誰のどんな言葉に救われるかは受け取り手の状態によるのだということをしみじみ感じさせられます。また「お前がどんなにダメな奴でも、お前の歌はお前にしか作れない。」という一文ですが、周りと上手くやれず曲をつくることしかできなかった千の、彼が生み出した曲に百が救われた事実がどうにも好きです。この出来事が、ミューフェスでミスをした一織に天がかけた「キミの欠点が100個あっても、キミのひとつの長所で、救われる人がいる。」(アプリ第1部11章3話)にも重なるように思えてしまうのです。1つに絞ろうとすると万理さんのこのワンフレーズ推しなのですが、天くんの言葉や、アイナナのストーリー全体に深く通ずるものがあると感じており、結論としてはアイナナが大好きです!!!(飴ノ助)

万理さんがいかにユキさんを理解して、支えていた存在であったかが伝わってくるセリフですよね。自分や他人の欠点との距離の取り方という意味でも、深く刺さる言葉だなと感じます。

誘惑や、見栄や、同情や、寂しさや、執着に振り回されて、まっすぐ進めない。それでも、掴みたい願いがあるんだよ。あんたの気まぐれで、手を突っ込んで、かき混ぜないで。オレたちは、スターなんかじゃない……。体中に、精一杯、銀紙貼っ付けて、星のフリしてんだ。見上げてくれる人たちがいるから。せめて、その人たちの前では、笑っていたいから、飛べもしないのに、必死で、宙に浮かんでるフリしてんだよ。

百 / 7章4話「夢のはじまり」

——当時一番のトップアイドルだったRe:valeの百から出た言葉で(そうだよね····そうだったよね····)みたいなアイドルも人間だったなと当たり前のことを再確認した。

——アイナナで1、2を争うくらい好きなセリフです。都志見先生の比喩表現が的確過ぎていつも唸りますが、ダントツで「アイドル」の輝きを表現した素晴らしい言葉だと思います。そのキラキラした輝きを愛しています。

——いつも明るくて優しい百くんがこのセリフを了さんに言うのかと呆然としました。(りんご)

——アイドルに対して自分がぼんやり思っていたのを見事に言語化して頂いたので。私は有名人だろうが会社役員だろうが皆同じ人としか思えないアイドルファンに向いていない人間です。なので、そのあたりをアイドル自身に言わせたことになかなか驚きました。(タツ

——正直"アイドル"というものに対してモモはあまり執着を持っていなくて、Re:valeのため、ユキのためにアイドルをやっていると思っていたところがあったので、「見上げてくれる人」(=ファンのこと)をこんなに思ってくれてたんだと嬉しくなって、勝手な冷めた気持ちで見ていた自分を恥じました。
私は以前、三次元で生きて三次元で活動していた方を応援していたことがあり、その時から活動者はファンのことを好いてなんかない、考えてないと心のどこかで思っていた節がありました。でもそれから数年たってアイナナをみて、アイドルがファンに対してこんなに真摯に考えて感謝してるところをみて心底驚きました。もちろん二次元だから……というのもあるかもしれないですが、私が昔応援していた彼らもこんなふうにファンのことを思っていてくれたかもしれない、と考えて昔の自分も救われたような気がしました。他にも好きな言葉はありますが、このモモのセリフが一番好きです。(ユナ)

アイドルも、アイドルであるために努力しつづけている一人の人間であるということ、そしてそれに自覚的であるモモさんのすごさが沁みる。初見時、この言葉を聞いても態度が大して変わらない了さんにドン引きしたのを覚えています。

好きが1番大切な才能だよ。リピートを可能にする。(中略)途絶えない情熱こそが、才能だよ。

千 / 8章5話「始めようか。」

——この言葉があったから今の仕事をしています。
好きを仕事にするべきではないとかなんだとよく言われるが自分は自分の興味のあることに時間をつかって人生埋めたいと思っていて、それを肯定してもらえたのが嬉しかったです。なにも恥じずに大好きなことを生かした今の仕事を選べました。

——発言を聞いた当初に自分の夢に関して考えており、才能があるかもわからないのに…と悩んでいたので、この言葉で夢を追いかけてみようと思いました。

自分自身も周りもさくさん傷つけながら、それでも音楽を辞めずにここまでのし上がったユキさんの強さの源を垣間見ることのできるセリフ。説得力と重みが桁違いですね。

うまくはいかないよ。君の情熱は、君を不幸にする。だけど、見たこともない景色も連れてくるんだ。その景色の素晴らしさに代えられるものは、この世にない。だって、君だけのものだもの。

千 / 8章5話「始めようか。」

これから音楽を始めようか悩んでいる後輩に、「うまくはいかない」「君を不幸にする」と告げながらも、魅力を伝えられるの、すごいですよね。このあたりからはじまる作曲家としてのユキさんと壮五さんの関係性、かなり好きです。

あんたがどんなに立派でも、あんたの好きなもん、笑うやつは笑うよ。遠慮しないで、好きなものは好きって言えばいい。もっと、大きな声で。

四葉環 / 10章3話「傷つかぬ魂」

環くんの単純さが壮五さんのこんがらがった心をほぐしていくの、何度見ても感動します。本当にいいコンビ。

あなたは賢い人かもしれない。だけど、あなたが知らないことを、俺は知ってます。恐ろしい神様に勝つ方法です。ひどい天災に抵抗できるものは、いつだって、たったひとつのものだった。人の和です。TRIGGERはここにいます。俺の胸の中にいる。いつも、一緒に戦ってきた2人を置いて行ったりはしません。ここにいる2人もあなたは奪えない。あなたは、ちっぽけで、無力だ。

十龍之介 / 11章5話「今度は、俺が伝えるよ」

——十の強さが良く出ているセリフだと思うのと、このセリフで表されてる価値観や感覚が自分と近いため。(自分も田舎出身だし、長いものや権力より大切にしたいことが色々ある)(タツ

パフォーマンス以外で十龍之介のカッコよさを1シーンで伝えろと言われたら迷わずこれを推します。この状況で、この言葉がでてくるのは只者じゃない。全てを包み込む海のような強さに圧倒されます。

負けた理由を敵に探すな。自分の中に探せ。

八乙女楽 / 12章4話「3人の決意」

——八乙女楽の少年漫画的なカッコよさを象徴するような名言だと思っています。

——八乙女楽は名言だらけでかなり迷ったのですが、楽と言えばやはりこのセリフだろうということで選ばせて頂きました。八乙女楽はこれを敵に言うだけでなく、自分にも仲間にもこの考え方ができる人だと思いますし、胸にささります。

八乙女楽の名言日めくりカレンダーが欲しいし、ある日めくってこのセリフを見てドキッとしたい。鋭いのに熱くて、心を動かされるセリフ。

ファンからも、陸からも、なにか欲しいなんて思ったことはない。キミが知らないんでしょう。誰かを幸せにする歓びを。自分の時間と命を無心で捧げる情熱を。(中略)奉仕や献身なんかじゃない。感謝も、ねぎらいも、永遠の好意もいらない。ボクの望みだ。ボクの仕事なんだ。誰にも邪魔はさせないボクのショーだ。

九条天 / 12章4話「3人の決意」

——アイドルとしての九条天のプライドがはっきりと言葉に表された瞬間。彼の強さの本質が見えるとても好きなセリフです。

勝手に九条天の献身を不安視している読者を思い切りはたいてくれるような鋭さでたまらない。九条天という名前で勝ち得たすべてが凝縮されている言葉で圧巻です。

亥清悠。おしゃぶりを外して、出直してきな。

九条天 / 12章4話「3人の決意」

——ずっと一方的に攻撃されてきたTRIGGERからついに繰り出されたこのセリフの迫力が、もう胸のすくような爽快感でした。どん底に落ちても自分を見失わないTRIGGERの圧倒的な強さ。今でこそŹOOĻも亥清悠も大好きですが、この時点ではTRIGGERが打ち勝つべき敵でしたし、ŹOOĻはヒール役としての役割を完璧に果たしてくれたと思っています。

「おしゃぶり」という言葉をここまで凛と発せる人間は他にいない。

愛する友人の言葉なら、否定も、肯定も、理解しようと努力します。傷つけられた意味を探すでしょう。(中略)ワタシたちは、生まれた国が違っても、性別や、話す言葉、愛するもの、憎むものが違っていても……友人になることで、すべて解決していける。社会性の高い、幸福な生き物です。

六弥ナギ / 13章3話「サンクス、ディア・フレンズ」

——MEZZO"がDear Butterflyについてナギくんに話を聞きに行くシーンでのセリフです。傷つくこと、傷つけられることってたくさんあるけれど、それにこんな解決方法があるんだ…!と衝撃を受けました。今でも人生の指針になっています。

ナギの価値観を浴びるたび、あまりの高潔さにひれ伏します。IDOLiSH7にいてくれてありがとう......

あら、理想のアイドル?決まってるじゃない。終わらないアイドルよ。アイドルは夢なの。夢の終わりなんて、誰も見たくない。あなたたちがステージにマイクを置いて、ライトの下でお辞儀して……。さよならを言うところなんて、誰も見たくないのよ。伝説なんて賞賛よりも、ある日、突然、姿を消したりしないアイドルの方がいいの。日本一のトップスターじゃなくたって、顔に傷があったって、声が出なくたっていいの。終わらせないでくれたら、それでいいのよ。だけど、その夢を叶えるのが1番難しい。

姉鷺カオル / 14章2話「MOP」

——3年ほど前、アイナナ沼・2.5沼から急にジャニオタになりました。ジャニ沼、これとても刺さります。今も辛いです。(ふでぴ)

——嵐を10年推して、休止発表を受け、永遠に続いていくように見えていたものであっても永遠はないのだと痛感しました。新たな私の精神の支柱を見つけるためにたくさんコンテンツを漁って出会ったのがアイナナでした。当時の自分にこの言葉は共感そのものでしかなく、2017年時点でこのシナリオが存在していたことに衝撃を受けました。この言葉は、私にとって「アイナナは私の肩を抱いてくれるコンテンツだ」と確信させてくれた言葉です。

姉鷺さんの、現実をよくよく知っていて、それでも理想を高らかに口にするところ、本当にカッコイイ。アイドルは夢、シンプルだけどすごくしっくりくる表現で定期的に思い返してしまう。

自分の好きなもの、好きって言ってなんでいけないんだよ!なんで、違う人間を認めてやんねえんだよ!好きな服着て、好きな歌うたって、何が悪い!?誰に迷惑かけた!?誰かを殴りつけたわけでもねえだろうが!?

四葉環 / 17章1話「こころのありか」

——中学時代自分が好きな物を笑われて煙たがられてきたので、環くんが笑った人達に向かって言ってくれたような、逆にあの時の自分を慰めてくれたようなどちらとも捉えられるこのセリフにボロボロ泣きました。今はアイナナから少し離れてしまいましたがこのセリフだけは忘れられません。

迷惑かけるなと言われる側に立つことが多かったであろう環くんが、誰に迷惑かけたわけじゃないだろ、と反論するのが印象的です。

仲良しじゃねえよ。でも、一緒にやってくよ。そーちゃんの作った歌、俺歌うよ。明日はまたケンカするだろうけど明後日は仲直りするよ。だから、みんな、俺たちの続き見ててよ。ぶつっと糸が切れちまわないように、みんなが教えてよ。俺たちは大丈夫だって。

四葉環 / 17章2話「涙のシミ」

——mezzoのシーンの中でここが一番好きです。一見ドライに見えて、でもこのセリフにはmezzoの絆のすべてが詰まっている。すれ違いぶつかり合っていた2人が、やっと本物のコンビになれたんだと、安堵感がどっと押し寄せたのを覚えています。

ふたりの絆もさることながら、ファンにその役割をやらせてくれるところにもうるっと来ますね。MEZZOは超超超超仲良し......

仕事をきちんとするっていうことは、自分を好きになる努力をするってことなんだ。

七瀬陸 / 17章3話「反撃開始」

——アイナナは名言がとても多くて一つに絞れませんが、社会人として壁にぶち当たっている今の私に特に刺さる台詞ということでこちらを選びました。その時々の自分の状況によってより刺さる台詞が変わるので、節目節目にアイナナのシナリオを読み返すと受ける印象が違ってきて面白いです。(匿名希望)

陸くんの聡いところがよくわかるセリフであり、アイドルも仕事をしている社会人なのだと気づかされるセリフでもあり、刺さるセリフでもありますね。

オレを置いていかないで。オレも置いていかないから。オレのためだとしても、絶対に止めて。行き先が天国でも地獄でも、オレは先に行かないし、一織も先に行かせない。それでもいいなら、オレをコントロールしてみてもいいよ。

七瀬陸 / 18章5話「二人の密約」

——一織の「コントロールさせてください」もすごいですが、それに応じる陸のこの台詞がたまらなく好き。かつて兄に置いて行かれた彼だからこそ、自分を支えるというなら天国も地獄も一蓮托生だ、自己犠牲なんて受け取らないと告げる。甘え上手でありながら、肝心なところで戦友であろうとする彼の強さがとても好きだし、自分を守ってくれる優しい人を想うとあまり強く出られないところのある陸が、一織にはずっとこういう「オレを守らないで」という要求を伝えられているのが尊い。陸と一織がここまで築いてきた関係性があるからこそ一織にはこれを言えるんだよね、と、フラウェのオタクとして何百回も噛みしめたくなる場面です。(一織推しマネ)

「コントロールさせてください」と言えて、それを受けてすぐにこれが出てくるところがフラウェのすごさ。ふたりの対等さが尊くて愛おしい。

僕も勝手だけど、モモも勝手だ!僕に歌えと言ったくせに、勝手に5年でやめようとするし、勝手にベランダから飛ぼうとする!お前の代わりはいないし、僕はおまえの神様じゃない!飛ぶ時は道連れにするくらいの根性見せろ!

千 / 20章2話「シンジツとダマシアイ」

——追い詰められた獣のような、純粋で高潔なユキさんの精神が好きです。これを突っぱねるモモの強かさも好き。2人の関係性の核の部分だと思います。

本当にふたりとも強情でいいですよね。あとあの直後にこんな口論できるの元気すぎる。

第4部

だって、気持ちとか見えねえけど、りっくんの発作とか、そーちゃんが倒れた時くらい、しんどいことなのかもしんねえじゃん。(中略)俺たち、基本、頑張んなきゃだめだけどさ。それって幸せになるためだろ?幸せになるため以外に、頑張んなくたっていいんだよ。

四葉環 / 2章1話「消えないもの」

——素直なありのままの環くんから発せられた優しい言葉。人生で躓いたり悩んだりしたときに思い出すセリフです。

——疲れてしんどい時によく効きます。

——今までの人生ひっくるめてみとめられて救われた気がした またこれからの人生に対してもそれらで救われ続けるような気がした

——頑張りすぎたりしてしんどくなる時にふと立ち止まって自分はなんのために頑張っているのかを考えて、自分が幸せになるために頑張ろう、と背負いすぎて苦しくなってた気持ちが楽になりました。(るる)

——自分が仕事でがんばっていてつらいときに、肩の力を抜かせてくれた言葉

——頑張って頑張って結果鬱になりもう生きているのが辛かったが環の言葉に救われた

——頑張りすぎでしんどかったときにこの言葉を思い出して、心が軽くなって、それ以来この言葉を行動の指針にして生活するようになってから毎日が幸せです。また、考え方の派生として、幸せになるための努力は推しまないことが自分のプライドになりました。(く)

——人生の指針です。みんな幸せになるべき、というすごく優しく、真理的な言葉だと思います。

——環くんは元々好きでしたが、この言葉でもっと好きになりました。(やま)

——環くんの他の人を思いやる優しい気持ちが表れていて好きなセリフです。

——当たり前のことのはずなのに、いつの間にか頑張ることが常になっていて、目的が手段になってしまってる最もなところかもしれないと思いました
これが頭にあるだけで、大分楽に生きられる気がします
環くんは、ふわっと肩の荷をおろさせてくれますね‥(わかめ)

——サクラメを歌うことに悩み苦しんでるナギっちにかけた環くんの言葉がすごくすごく優しくてまっすぐで、心に刺さりました。
つい頑張りすぎてしまう全人類にかけてあげたい言葉だなぁと思います。
環くんの言葉は単純で拙くても真っ直ぐで、優しくあったかい言葉だなぁといつも思います。

——推したちのどんな名言よりも好きです。高校生が辛い人を見てパッと思い浮かぶ言葉じゃないからこそ尊敬しました。私たちはいつだって頑張っています。辛くなりすぎたとき頑張ってる目的を忘れそうになる。たぶんこの言葉を聞いた時は自分では無自覚にそういう状態だったのかもしれません。私が泣き出してしまうくらいには心にストンと降りてきました。(推しは推せるときに推せ)

——この言葉を見て最推しになりました。人生がつらい人に寄り添える言葉を17歳にしてこんなに明確に言葉にできる環くんの今までの人生を考えると泣きたくなります。

コメントの数で伝わっているとは思いますが、めちゃくちゃ回答が多かったセリフです。環くんが少しずつ成長していく中で、「頑張る」ことを「幸せになるため」だと理解しているということがあたたかくてじーんとする。

あんたの仕事で、あんたの人生だろ。あんたが責任持たなきゃ、誰も持つわけない。誰もメンテナンスしないしアップデートしないんだよ。あんたが、あんたを快適にするんだ。そのために遠慮なんかするな。(中略)不愉快なものを気にしてどうすんだ。不愉快でも、快適でも、やる仕事は同じなんだろ?なら、夢中になってるもののことでも考えてろ。(中略)あんたは快適に暮らす権利があるし、どこにだって、あんたの居場所はある。あんたが正しい。迷惑だなんて言わせるな。

御堂虎於 / 3章5話「行く末」

——メインストーリーを読んだとき、自分に向けて投げられた言葉かと思うほど心に刺さりました。虎於の強さと繊細さ、不器用な優しさがよく出ている名言だと思います。

モブ家族のお姉さんがこれで落ちてるのが好きでした。言葉は強いようだけど、優しさが見えるようで、そのアンバランスさが彼の魅力なんだとわからされるような言葉選びですね。

馬鹿じゃないの。勇気なんかいらないよ。欲しがらない、そいつが間違ってるんだ。ガツンと言って、張り倒してやればいい。おまえがいらないって言ったもんが、どれだけ、すごいもんなのかって、思い知らせてやればいいんだ。

亥清悠 / 7章4話「見上げた夜空」

——この言葉の後に巳波が「亥清さんは、過激ですね。」と言うのですが、その返しに「そう思ってないと、オレが止まる。……動けなくなるから。」と返していて、きっと亥清悠が九条鷹匡に捨てられた後ってこういった「何くそ!見返してやる!」みたいな気持ちで自分を奮い立たせて何とかやってきたと思うのですが、実はこれが出来る人ってなかなか少ないというか、こういったマインドって人生を進めるにあたってすごく大切な事なんじゃないかと思いました。今の世の中、ネットの普及によって芸能人だけではなく一般人も、少しの言動で晒されて世の中から叩かれる世界です。そんな中で生きていく為には、そんな心無い言葉に折れずにむしろ、「うるせぇ!黙って見てろ。」くらいの精神がないとやっていけない事も多いのかなって。なので、もしも今周りから自分の夢を否定されていたり、「お前じゃ出来ないよ。」そんな感じの事を言われてる人は、ぜひ、この亥清悠の言葉を胸に、見返してやる!くらいの気持ちで頑張って負けないで欲しいです。私も亥清悠のこの言葉を胸に頑張っています。(ただのモブ126)

悠くんの大人びたところ、切ないけどカッコよくて好きです。

俺が嘘をついていたことと、君たちがステージの邪魔をしたのは別だよ。君が嘘つきの俺を許したって、俺はあの日、3人で歌えなかったことを、絶対に許さない。君がどれだけ反省しても、どれだけ、いい人になったとしても、天や、楽や、ファンに悲しい思いをさせた。あの時のことを許すよなんて、俺は、絶対に、言えない。だけどね。あの日のことを許さないのと、君が俺の気持ちに気づいてくれたことや、君の成功を、喜ばないのも、別のことだよ。虎於くん、海外のフェス、出演おめでとう。いいステージに立てて良かったね。

十龍之介 / 10章1話「夜明け前」

——許さない気持ちと、応援したい気持ちを両方持っていてもいいのだと許された気持ちになった為。三部の事件を除けば虎於も好きだったので複雑な想いだったのを、先の台詞で安心して推していいと思えたから。この件に限らず、何事にも「可・不可」「許す・許さない」「好き・嫌い」の何れかに対象を完全にカテゴライズしなくてもいい、ということを改めて感じられて、それを優しい声音で諭す龍之介がますます好きになったシーン。

こうやって問題を切り分けられる強さに敬意を表したい。0か100かで判断してしまえばそれ以上考えなくていいし楽になれるけれど、それで見落とすものも多いこと、忘れずに生きたいですね。

見捨てたわけじゃないなんて、僕の口からは言えない。万に言わせたくもないよ。僕らでさえ納得していないことを、他の誰かに納得してほしくなんかない。

千 / 11章3話「選び歩いた道」

——アイドリッシュセブンを履修していく過程で、これまで読んだストーリーから すべての感情は言語化できるもので、すべての出来事には意味があり、それぞれが感情に折り合いをつけて進んでいくストーリーなのだと思っていた。しかし千がこの発言をしたことで、「自分にとって無理に納得のできないことはそのままでもいい」と言ってくれてるようで、読んでいてとても心が軽くなった。あの白黒ハッキリしていた折笠千斗に突然降り掛かった出来事に対して 本人がそう発言した(してくれた)ことがとても大きい。アイドリッシュセブンのストーリーを受け取る際も、すべてを真正面から受け取らないといけない義務感から勝手に精神的体力を消耗するようになっていたが、少し肩の力を抜いて読むことができるようにもなった。(楽屋の隅の観葉植物)

ユキさんの、自分の感情と向き合って戦っているところと、それにひたすら正直なところが好きなので、このセリフもかなり好きです。自分が納得していないことを人に説明しなくちゃいけないとか、人に勝手に納得されるとか、そういうことの暴力性について考えさせられる。

夢を追いかけるアイドルがいて、アイドルを応援するファンがいる。どこでも見かける、楽しい景色だ。だけど、傍から見ているほど、簡単で、単純な、楽しいだけの遊びじゃない。楽しむために、たくさんの痛みも、いくつもの葛藤も、前向きな気持ちに変えていこうとしてくれるから......みんなが笑顔でいられる場所が生まれるんだよ。不安を乗り越えて、眩しいスポットライトを手に入れるのはアイドルだけじゃない。ファンだって同じだ。あの光り輝くステージには、人を愛する優しさ、人を信じる強さ、そして、人を見守る賢さにあふれてる。だからこそ、ライブのステージで、アイドルとファンはひとつになれるんだ。

小鳥遊音晴 / 11章3話「選び歩いた道」

アイドルとファンの関係性を一方通行ではないものとして捉えて描いてくれるアイドリッシュセブンに何度も救われてしまう。このセリフは私の拠り所のひとつです。

君は人生をかけて、幸せにならなくちゃ。そのためには、君自身が君の幸せがなんなのかわかってなくちゃ。(中略)まばゆい世界に惑わされないで。すべて失っても不幸にならない。全て手に入れても幸福にならない。大事なのは、君がなにを思い、感じるかだ。ここにあるハートが世界の色を変えるんだよ。白黒に。虹色に。世界は君の思うままさ。

桜春樹 / 14章5話「希望の世界」

——陸への台詞ですが、当時生きるのが辛かった自分にストレートに刺さりました。この台詞があったから、今楽しくアイドリッシュセブン共に過ごせていると言っても過言ではありません。今までの人生を肯定しつつ、これから生きる私達をそっと支えてくれる、そんな台詞だと思ってます。

桜さんと陸くんの会話、いいですよね。この人がつくった歌をみんな歌ってきて、それを我々が聞いているんだと思うと泣けてくる。

僕も質問していい?これは本当に、僕に聞かなきゃ、想像がつかないことだった?どうして、想像がつかないの?君の周りには、夢破れて傷ついた人は誰もいなかった?誰もいなかったなら仕方ないけど……。本当に辛いんだよ。ある日、突然、自分の全てだったものが消えるんだ。どこに向かえばいいか、わからなくなるし、自分にも、世界にも、期待ができない。僕も、モモも、真っ暗闇の中にいたんだよ。やましいことがあるから、隠したいから、黙ってるんじゃない。口にするだけで、苦しい過去があるんだ。ちゃんと想像して。君たちの言葉は、いつだって、僕らをちゃんと、めった刺しにできてるよ。お互い仕事だし、聞くなとは言わない。だけど、せめて、僕たちをズタズタにしてる自覚をして聞いてよ。それが人間らしいことでしょう。

千 / 17章5話「屋上の音楽」

——ユキさんの人間らしさ、繊細さ、温かさ、モモくんを大事に思う気持ちがとてもよく現れていて好きです。

センセーショナルな記事やニュースがどんどん流れてくる今、肝に銘じておきたい言葉です。

無理やり、好きになってなんて言えない。オレたちを楽しめる時だけ、オレたちのそばにいてくれればいい。もしも、嫌気が差していなくなっても、また好きになってくれた時に、戻ってきてくれたら、それでいい。オレたちはここにいる。ずっと、変わらずにここにいるから。そうやって、楽しくやっていきたいな!オレたちは楽しいことが好き!みんなだって、そうでしょう?

百 / 17章5話「屋上の音楽」

——他のソシャゲや作品に関心が向き、アイドリッシュセブンにログインできなくなる日が続くと罪悪感を抱くこともありましたが、百の台詞で勝手に肯定された気になりました。いまは離れているけどいつかまた戻ってくるからそれまで待ってて、とポジティブに捉えられたし、お陰でムビナナで戻ってきた日も、ありがとう百!と思えました。背中を押してくれて、いまも支えられている、素敵な言葉です。

モモさんの、気持ちや話をシンプルにしてくれるやさしさに何度でも惚れる。

オレを呼ぶ声に、心が動くよ。 嬉しくって、胸が震えて、強さと弱さを覚えて……。眩しいライトの光の中で消えてもいい。いつから、そんな風に思うようになったのか、ちゃんと覚えてないけど……。愛してくれてありがとう、オレも愛してやるって。ファンの歓声に体が熱くなるんだ。

亥清悠 / 20章1話「誇りある反逆」

——九条の教育もありファンなんてどうでもいいと言っていた悠くんが、ようやく自分の気持ちと向き合ってそれを言葉にできた場面だと感じました。アイドルと出会うのを心待にしている私たちと同じように、アイドルも私たちファンに会えるのを楽しみにしていて、光のなかに消えてしまってもいいと思えるほどその瞬間を大切にしてくれているのだと思うと、胸が熱くなります。

グループとしての個性をここで再定義するの、アツい展開すぎて読み返しながらだいぶ興奮してしまいました。ファンを信頼したうえで、誇りある反逆者としてステージに立つことを選んでくれてありがとう。

悔しいのは恥ずかしいことじゃない。……っ、オレが、オレを信じてて、欲しいものがあって、かなわないものがあって。それでも、諦めてないから悔しいんだ。……っ、それって最高じゃん。めっちゃ、格好いいじゃん。

亥清悠 / 20章5話「白か黒か」

めっちゃ格好いいよ!!!!

第5部

毎日が目まぐるしくて、貴重な体験をしてるはずなのに、手足からすり抜けてくような感じがする。もったいない。もっと、全部、焼き付けたい。体に染み込ませたいのに......。今朝、誰かに言われて嬉しかった言葉も、ぱっと思い出せないや......。

七瀬陸 / 6章4話「眼差し」

——多忙な社会人の日常あるあるすぎて…なんだかすごくリアリティがあったので。アイナナのアイドルの中でも特に無邪気で子供っぽい性格の陸がこのセリフを言うのが余計に堪えますね。切ないですが、大人になるとはそういうことなのかもしれません。

目まぐるしい日々の中で、「もっと焼き付けたい」と思う陸くん、インプットに長けた人ですごい。売れて忙しそうなアイドルから感じる切なさみたいなものを想起するセリフですね。

オレ、自信がついてきた。自分のこと信用できるようになってきた。みんなと一生懸命やってきて、ファンの子達に応援してもらえて……。自分のこと、かなり好きになってきた!あんたたちも自分のことが好きだといいな。好きじゃなかったら、その分、オレが好きでいられたらいいな……。(中略)オレ……。俺のことが好きで幸せだ。

和泉三月 / 9章1話「もう一度、乾杯」

——彼の言いようのない焦りや劣等感を思い出して、これまでの苦しさが蘇るのと一緒に嬉しい気持ちになりました。彼の努力がただ賞賛や功績になるのではなく、彼の内側の自己愛にコツコツ溜まっていたのだなと感じられ、「良かったな、良かったな」と思いました。

——「自分自身のことを好きになってほしい」でなく、「好きじゃなかったらその分好きでいたい」なところが、とても三月らしくて好きです

初読のときも泣いたのに懲りずにまた泣いた。三月くんがアイドルになって、アイドルになったことで幸せになれるなんて、こんな素晴らしい世界があっていいんだろうか。

オレには、オレの人生があればいい。この場所には、オレが選んだものしか、絶対に入れてやらないんだ。二度と選ばれる側になんか回るもんか。そっちが行列に並んで、オレを待ってろ。

(環「俺は……。みんなが喜んでくれんのが嬉しいけどな。いすみんは、そういう時、ふんって思う?」)

……ふん……。へへ……。ううん。やっぱり、嬉しい。でも、なんか違うよ。喜ばせるために、自分を合わせるのと。自分のままで、喜ばれんのと。

亥清悠 / 12章5話「夢と覚悟」

——私だけでなく多くの人が1度は「誰かの1番になりたい。」と思った事はあると思います。そしてその為に【自分自身】を擦り減してでも、相手の1番になる為に相手に合わせて、居心地のいい場所を提供して、「ねぇ自分が一番貴方の事分かってるんだよ。好きなんだよ。選んで。」って、1人に縋る事。それが友情だろうが恋愛だろうが、経験した事ある人は多いんじゃないでしょうか。少なくとも私の人生はまさに、こんな感じで誰かの1番になってその人に必要とされて認められる事にこだわっていました。でも、亥清悠のこの言葉を聞いて、ハッとしたんです。自分を擦り減らして得た〝それ〟は私本来の場所じゃなくて、相手にとって都合のいい【私】の場所なんだって。そしてそれは、相手にとって都合が悪い私になったら直ぐに捨てられてしまうもので。そんな場所に価値なんかはないと。自分自身が選んでやるぞ!そう思ってる人の輝きについて来てくれる人は絶対にいると思うし、自分自身だけは自分の味方で、最前列で自分を見守りたいと思わせてくれる。そんな素敵なセリフです。(ただのモブ126)

自分のままで喜ばれることの価値を知った悠くん、強いなあとしみじみします。

人を扱う仕事をしてる人間が、働く人に、永遠なんて求めちゃいけない。人を壊してしまうよ。人は移ろい、変わりゆくものだ。昨日見た夢の続きを、もしかしたら、今日は見ないかもしれない。でも、それは誰かに許してもらわなきゃいけないことじゃない。(中略)アイドルは星に例えられる。輝くスターはまるで、僕らと同じ、人間じゃないように思えることもある。でも、僕たちは忘れちゃいけない。彼らは超人でも、無敵のヒーローでも、能天気な目立ちたがり屋でもない。将来に不安を抱きながら、長い休暇を楽しみにして働いている、普通の若者たちだ。ファンや、アイドル本人たちが、どれほど永遠を求めていようとも、僕たちは終わることを知っていなきゃ。(中略)矢面に立たない僕らが、これで終わりですか?まだ頑張れませんか?なんて、間単に口にしたらいけないよ。

小鳥遊音晴 / 12章5話「夢と覚悟」

——「私個人」としては、この言葉を聞いて突き放されたようにも感じましたが、同時に今私が享受している様々なコンテンツ(アイドリッシュセブンもそれ以外も)には必ず終わりがあって、それはいつかはやってくるものなのだと覚悟を決めさせられた言葉でもあります。とはいえファンとしてはやはり永遠を願っちゃうな、とも思いました。
IDOLiSH7のマネージャー」としては、別の意味で覚悟を決めさせられました。誰かが終わりを望むかもしれない、望まなくてもそうせざるを得ないかもしれない。それでも“今は”終わらせたくないと思っている。九条鷹匡という悪例を見てきた結果、マネージャーが出した1つの結論です。将来を縛り付ける“永遠”は願ってはいけないけれど、その方向に1歩踏みだす“今は終わらせない”という行動はしてもいい。そう思わせてくれるきっかけになった言葉です。(よずみ)

アイドルオタクとして毎朝写経したい言葉。残酷だけど、続けていくために必要なポジティブな視点だと思っています。

IDOLiSH7を守るためなら、悪魔に魂を売り払って契約したっていい。口だけじゃない。本当です。

和泉一織 / 13章2話「告白の刻」

——一織くんはアイドルになるまで友達らしい友達はいなかったけれど、IDOLiSH7のメンバーという仲間に出会えたことが彼にとって初めてであり、何よりも嬉しいことだったと思っています。その言葉から大切なIDOLiSH7のためなら何だってしてやる、という一織くんの覚悟や言葉は悪いけれど執着が見えてきました。誰よりもIDOLiSH7のことを考えていることがこのセリフから伝わってくるので大好きです。

悪魔に魂を売り払う、とか出てくるロマンチストなところも、IDOLiSH7が大切なんだと伝えようと必死なところも愛おしくて、胸が締め付けられるシーン。

……こういうのって、大事だな……。今の時間が、すごく、特別で、ありがたいものだって思い出せる。普段はほら、気まずいっつーか、口に出したらいけない感じがして、絶対に言わないじゃん。解散とか、引退とか……。IDOLiSH7じゃない自分とか。別に、話したっていいのにな。口にするだけで、なんだか、胸が痛くて、ざわざわして……。悲しくて、切ない気持ちになるけど。愛しいって、こういう事言うんだと思う。

和泉三月 / 13章3話「宣言」

——5部を読んでいた当時、ゼロミュやマロウブルーの歌詞などから、今まで考えないようにしていたアイドリッシュセブンのストーリーの終わりを強く意識してしまい、どこか胸苦しさを感じながら読み進めてしまっていました。しかし、この三月のセリフを聞いて、終わりに対して抱いてしまうネガティブな思いは愛しさの裏返しなんだと捉えることができ、アイドリッシュセブンの事を愛しいと思えている今一緒に終わりに立ち会えるのは逆に幸福な事なのかも……!とポジティブに考えてなんとか最後まで読み切ることが出来たのでこの台詞を選びました。

今とは違う未来を想定するのは苦しいことだけれど、その苦しみを「愛しい」と捉える三月くんにはっとされられます。

いつか、終わりがやってくる。そう思うからこそ、どうしようもないほど愛しい。オレたちは死なない星じゃない。限りある時間を生きて、かけがえのない時間を過ごしてる。みんなと笑い合って、眩しいライトの下で、二度とない瞬間を生み出していく。永遠より、この毎日が奇跡だ。

七瀬陸 / 13章3話「宣言」

限りあるからかけがえのないものになる、本当にその通りですね。そのかけがえのなさはきっと永遠よりずっとながく続くものだと信じていたい。

あら、いやだ。苦労なんて思ったことないわよ。アタシの楽しみを奪わないで。

姉鷺カオル / 14章3話「巻き込み」

——姉鷺さんが持つTRIGGERへの愛情と、マネージャーとしての誇りを感じ、ますます尊敬が強まりました。

カッコイイ。言ってみたいし、これを口にしてカッコよく聞こえるような人になりたい。

胸が高鳴る、この瞬間を終わらせたりしない。ないものねだりの子供だっていい。終わらせたりしない。この手で、守ってみせる。ここが私の居場所だ。

和泉一織 / 15章4話「想いつないで」

——「アイドルの終わり、永遠ではないものに向き合う」というのが5部のテーマのひとつだったと思います。その中で、頑なに終わりに向き合うことを避け永遠を無邪気に信奉しているようにすら見えた一織のモノローグ「ないものねだりの子供だっていい」に泣いてしまった。「ないもの」だと、道理を知らない子供のような態度だとわかっている、それでも「終わらせたりしない」と誓う思いの強さと切実さに胸が苦しくなる。(一織推しマネ)

このあと、「これからも私たちを愛してください」とファンに向かって言うところまで含めてめちゃくちゃ好きです。IDOLiSH7の和泉一織くんのことがたまらなく好きだと改めて思う。

ライブや舞台だけじゃない。アイドルの仕事は全部、コール&レスポンスでした。何かを呼びかければ、何かを返してくれていた。一緒に、ステージの空気を作ってた。それは甘えとかじゃなくて、信頼だと思います。

七瀬陸 / 16章3話「つながる想い」

アイドルが好きな人間として、アイドルがこんな風に思っていてくれたらそれに勝る幸せはないなと思ったセリフです。

挑戦は若者だけの特権って、わけじゃないでしょう。おじさん。

和泉一織 / 16章3話「つながる想い」

——九条鷹匡に若さ幼さを「高校生」呼びで揶揄された一織が、時代後れの過去の亡霊の出る幕じゃないと「おじさん」と言い返していた、というここまでの関係を踏まえて、ここぞの場面で挑発的にこの台詞を繰り出して背中を押す一織がとてもいい。もう若くない身としても、心に刻みたいですね。6部の「やったな、高校生」への流れもエモい。(一織推しマネ)

アイドリッシュセブンという作品全体に言えることですが、「おじさん」の変化を肯定するの、いいなあと思います。大人になっても、間違いを正すことや、挑戦して成長することはできるんだというスタンスに勇気づけられる。

第6部

でもね、環くん。やっちゃいけないことなんてないんだよ。活動休止だって、本当にそうしたいなら、環くんを止めたりしない。環くんが必要ないからじゃないよ。環くんの心や、才能や、未来を、守りたいからだ。君たちの居場所はここにある。ちゃんと、俺たちが守るからね。どこかにふらっと出かけて、手ぶらで帰ってきたっていい。必ず、笑って、迎え入れるから。(中略)ひとつの才能を咲かせなくたって、あれこれ、興味のまま手を出したっていい。自分自身を決めつけないで。君たちは自由なんだ。そして、安心して帰る場所がある。俺がちゃんとそういう場所になるから。絆も、自由も、両方あげる。不自由にはさせないし、心細い思いもさせない。約束するよ。

大神万理 / 6章3話「絆と自由」

——アイナナのみんなを応援と、休憩場所となろうとしている所

万理さんがMEZZOのマネージャーでいてくれて本当に良かった。

自信とは自分を信じる力です。自分自身を自分で信じられる人は、人の評価は必要ありません。自分を信じる力が足りないから、自分以外の賞賛の声で、自尊心を満たそうとするんです。でも、結局、本当の不安は埋められません。だから、外側は自信に溢れていても、内側は怖がりなんです。

棗巳波 / 6章1話「内なる嫌悪」

——あ、そうなんだ。自信って、他人に褒められて得るものじゃないんだ。っていうのが始めてみたときの感想 いつも自信なんて、と思ってたぶん素直に受け入れられた 今もあまり自信はないけど…😅(手毬花)

——幸福度は他人との比較によって変わるという何か、記事のようなものを拝見して、その後にこの言葉を見たので、印象に残っています。九条天の「比べて良いのは過去と未来の自分だけ」にもつながりますが自信がある人はそもそも他人との比較をしないので幸福度も自分によりけりになるのかな、と考えたため印象に残りました。

——私の大好きなŹOOĻにフォーカスが当たった回で、すごく印象に残っています。そして、虎於は何に囚われているのか、自己肯定とは何かについて、的確に言語化されて視野が広がりました。(エリンギ)

人からの賞賛を欲しがる傾向にあるZOOL全体の話としても捉えられる言葉ですね。怖がりな彼らが、少しずつ周りを信じるようになっていく様子を見ている分、説得力がすごい。

私たちは新しい時代にかかる七色の虹ですから。

和泉一織 / 10章3話「なないろ」

——一織くんがメンバー全員を心から信頼しているのが感じられるところ。IDOLiSH7として世界を変える覚悟を持っていることを、全員と共有していると信じているところが好きです。

一織くんがメンバーに向かってIDOLiSH7への信頼を言葉にできるようになったことが嬉しい。消えない虹に、虹を超えていく存在に、きっとなれると思わせてくれる一織くんが好きだ......

大好きなアイドルがそこにいて、楽しい時間に夢中になっても……。問題が解決するわけじゃない。病気が治るわけじゃない。真っ暗闇は真っ暗闇のまま、何も変わらない。……わかってた。それでも、また……。もう一度、あの素敵なものが見られるなら……。もう一度、あのアイドルを見て、思いっきり、幸せに笑えるなら。今、ここにある苦しみも、もう少しだけ、耐えられる気がする。

七瀬陸 / 14章2話「煌めく星に願いを」

アイドルをはじめとした趣味にどうしてそんなに夢中になれるの、という疑問に対する、いちばん美しくてシンプルな答えだと思っています。その時間だけじゃなく、生活の中でも、苦しいときでも、星のようにあり続けてくれることのありがたさ。

うまくいかなくて、くじけそうになるたび……。ここにいる仲間と、ファンのみんなの声がオレに力をくれた。ありがとう。オレにできることがあるって、信じさせてくれてありがとう。暗闇を貫いて、このステージまで、力強い声や、笑顔を届けてくれて、ありがとう。オレたちを好きになってくれて……。同じ夢を一緒に見てくれて、本当にありがとう。

七瀬陸 / 14章2話「煌めく星に願いを」

——七瀬陸が度々するファンの心理をちゃんとわかっている言葉が好きです、ありがとうと伝えたいのはこちらなのにありがとうと言ってくれてアイドルとファンの互いに想い合う関係性の尊さに泣きました

こっちのセリフだよ~~!

特別ストーリー

もちろん、大和さんのこと、ナギくんのこと、一織くんのことも。僕、IDOLiSH7がめっちゃ好きやねん......です。

逢坂壮五 / VISIBLIVE TOUR大阪

——逢坂壮五くんの口から関西弁がでることに驚きな上にアイドリッシュセブンが好きって言葉に当時の私は感情が追いつかなかったです。(Sogo ojisan)

これだけ私の端末で読めず、原文が確認できなかったので送っていただいたままの文を引用しています。VISIBLIVE TOURのストーリーは方言などなど盛り沢山でかわいいらしいという噂だけ知っているので片鱗を見れて嬉しい。言葉や態度に出るのはレアな気がするけれど、壮五さんってIDOLiSH7のこと大好きでかわいいですよね。

俺にはおまえたちが必要だ。ブレーメンの音楽隊……。どこかで、誰かに、価値が無いって言われてきたって、俺には必要だ。

狗丸トウマ / 拮抗のクォーター 第4話「壊れゆく世界への叫び」

トウマのこういう素直さは才能ですよね。やっぱりŹOOĻの核はトウマにあるなと思います。

あんたたち、全員ボケだもの。

姉鷺カオル / 3rd Anniversary 「光、灯し——」2話「憂いのコエ」

——はたからみたら全員ボケなのにTRIGGER3人とも自分ではツッコミだと主張していて話を進めるけど、その流れのなかでみていてやっぱりボケじゃん!って感じられる、一連の流れも含めてすきです笑(天パの蕎麦屋

全員誇り高いボケのTRIGGER。カオル姉さんの負担が感じられるセリフでいいですよね。

満ち足りたことと同じように、満ち足りなかったことも、いつか、キミを幸せする材料になる。満足したら止まってしまうけど、満足してなかったら、満たされるまで動き回るでしょう。その結果、もっといいことが、キミの手に入るのかもしれない。運命的な何かが……。何事も縁だよ。

九条天 / 4th Anniversary「心を込めて……」4話「トリッキーで悪い人」

——上手くいかないことがある時に思い出してます

状況がちょっと特殊だからこそ、天くんからこの言葉が出てきたし、悠くんもこの言葉が届いたんだろうなと思います。周年のストーリーはシリアスとコミカルのバランスが絶妙で好きです。

(亥清悠「和泉が!?ぴえんじゃん!」)

ぴえんですよ。

和泉一織 / 5th Anniversary Event「スターミュージアムフェス」1話「スターミュージアムフェス」

——かわいい!

かわいい。悠くんって一織くんに一目置いてて同級生を感じる。

天パの天にぃだ。なっ、七瀬。

八乙女楽 / 5th Anniversary「扉、開き——」4話「限りない会談に」

——りっくんが天にぃって言っちゃったのに対して楽くんが(たぶん特にてんてんを守ろうと)咄嗟にフォローするところ、チョイスが微妙に迷言ぽいところ、陸龍之介トウマあたりがかっけーー!ってなってるのに対して一織天が無理があるでしょってなってるところを含めてすきです!(天パの蕎麦屋

フォローの無茶苦茶さと面白さもですが、個人的にはその髪型は天然パーマだったのか......の気持ちの方が勝ちました。

いや、これで天が噛まれたら、俺は一生後悔する。天を守ろう。初志貫徹だ。

八乙女楽 / ~LIVE or HEAVEN~第7話「夜の作戦会議~2日目~」

——メンバーでありセンターであるてんてんのことを信じ守り続けたのに狼で新年からかわいいね、キミ。と言われる楽くんがすきです(天パの蕎麦屋

良くも悪くもゲームに手を抜かないタイプの楽さん、キャラブレゼロで最高ですよね。人狼ゲームでこんなに絆を感じることってない。

ハロー、数年前のマイフレンズ。ワタシはあなたたちに出会いますよ。アナタたちが大好きです。遠い未来で会える日を、心から、楽しみにしています。ヨロシク、お元気で。

六弥ナギ / 6th Anniversary 「心を重ね——」5話「拝啓、過去のみなさんへ」

——アイナナメンバーに対するナギの愛情を感じました。普段口に出すには恥ずかしいようなことを躊躇わずに口に出せるナギくんにしか言えないセリフが好きです。ナギくん自身、幼少期の葛藤を抱えていて、大和の幼少期も同じく苦しい記憶を持っていることを知ってのこのセリフなので出会えてよかったね…と暖かい気持ちになりました。アイナナのこころの柱はナギくんです……そんなナギくんのこころの柱はまたアイナナなんです涙涙涙涙(みどり)

ナギの言葉選びってきめ細かくて心にすっとなじむのがすごい。写真の中の幼い友人に声をかけながら、きっと優しい目をしているんだろうなと思うと泣けてきます。

二階堂があったかいやつだってわかる

八乙女楽 / 6th Anniversary 「心を重ね——」5話「拝啓、過去のみなさんへ」

——「優しい」とはみんな言ってくれるけど、「あったかい」っていう言葉選びがすごく好き

大和さんは実際「あったかいやつ」だけど、あんまりそういう褒められ方してきてなさそうですよね。アイバムの写真を一緒に思い浮かべると自然と笑顔になれる。

ノベライズ/コミカライズ

いい人なんかじゃない。僕も、たぶん、君も、いい人間にはなれない。いい人間になろうと努力するだけだ。

千葉志津雄 / 小説「Re:member」千古不磨 p72

——なんでこんなにこのセリフが好きなのか自分でも中々言語化出来ないのですが、初めて読んだ時、驚く程自然に腑に落ちたのを良く覚えています。ああ、そうだよなと胸の中がじんわり暖かくなるような、切ないような、ささやかな肯定をもらったような…不思議な感情になります。個人的にも救われた、大好きなセリフです。

出会って日が浅い相手に、いい人じゃない、と答えられる不器用な誠実さがきっと志津雄さんらしさなんだろうなと思います。もしかしたらどんな人でもいい人間になろうと努力することしかできないのかもしれないし、逆に言えばどんな人でもいい人間になろうと努力することはできるのかも。

芸を潔癖に求めると、この世から執着が消える。この世において、自分の体は何かを伝えるための道具でいい。それが気持ちがいいんだ。……だが、生身の人間の自分が疼く。そいつはまあ、出来損ないで、わがままで、寂しがり屋で、たちが悪い。

千葉志津雄 / 小説「Re:member」千古不磨 p72

——昔役者をやっていたことがあり、その言葉の片鱗を感じていた頃があった。でもそれを口に出していいものなのか、「役」としてのみその場に立ちたい、それにつけて「自己」は排除したいと思うことが悪いことのように感じていたので、はっきりとそれが気持ちいいと口にしてくれたことが嬉しかった。しかも世界の千葉志津雄が。更にそうすると「生身の部分が疼く」と、その先まで語ってくれたことで、あの時感じた感覚の続きを見れた気持ちになった。

メインストーリーでも志津雄さんのセリフはあまり多くないので、これを読むと読まないのでだいぶ印象違うなと個人的には思っています。芸に捧げる自分と生身の自分のギャップ、アイドルたちの抱える悩みや葛藤とも重なりますね。

空席に特別な価値はない。空いた場所を埋めるために、伸ばされた腕や、生まれたものにこそ、価値があるんだ。

大神万理 / 小説「Re:member」万里一空 p10

——大神万理にハマったきっかけ。2部を読み終わって万理さんが気になっていた時に、フォロワーさんに勧められてRe:memberを読みました。今では私の聖典です。過去の亡霊であるゼロを追い求めている九条との対比で、今を生きている万理さんと、万理さんから見た今のRe:valeを表している言葉だと思います。

万理さんと九条鷹匡の貴重すぎる会話シーン。万理さんが今のRe:valeをどう捉えているのかがよく伝わってくる名台詞ですね。

歌詞

悲しみが際立った 今日だって 幸運のIntroduction

なんて思えなくてもいいから

未来の彩りを見ていてよCherish 隣あえる希望になりたい

THE POLiCY / IDOLiSH7

——嫌なことが有った日でも今日散々だったから明日はいいことが有る!なんてすぐに前向きになれない自分も肯定してもらえたようで嬉しかった。明日何があるかはわからないけど、きっと鮮やかなのだろうと希望をくれる歌詞だと思います。アイナナは隣り合う自分の希望になってくれています。

このあとのEveryday Yeah! もそうですが、IDOLiSH7の生活に寄り添うチカラはやっぱりピカイチだなと改めて感じます。いいときも悪いときもそばにいてくれるというのは、紛れもない希望ですよね。

もしも僕たちが大スターでも きっと夜中に公園連れ出すよ

Everyday Yeah! / IDOLiSH7

——アイナナの日常に寄り添ってくれるところが大好きで、それを感じられる優しい歌詞なので、つらいことがあったときに思い出して元気をもらっています。私にとってお守りみたいな言葉です。

夜中の公園に連れ出してくれる大スター、めっちゃカッコイイ。IDOLiSH7らしい歌詞で私も大好きです。

すごくちっぽけな悩みこそ

大切に抱えたい

Everyday Yeah! / IDOLiSH7

——昨年1月半ばの オプナナ前に、世の状況もあり行くのを辞めるべきかさんざん悩みながら、なんでこんなことで悩んでるんだろうと世の状況に対してやるせない気持ちになっていた時にとても救われた歌詞です。夜ご飯のカレーを作りながらボロボロ泣きました

ちっぽけな悩み「こそ」というところが柔らかくて救われますよね。本当に名曲だなと聞くたび思います。

砂漠になったオアシスもいつか戻れる

澄んだ水は隠れただけ

Pieces of the World / IDOLiSH7&TRIGGER&Re:vale&ZOOL

——精神疾患の治療中でなんだかいろいろと失ってしまったなと考えていた時に刺さりました。喜怒哀楽の感情とかも元来の自分より無くなってしまっていたように思うんですけど、それも隠れただけで自分の中にあり続けていていつか戻って来てくれるのかなと思います。

この歌詞を聞くといつも、千と千尋の「一度あったことは忘れないものさ、思い出せないだけで」を連想します。大事なものはなくならないし、変わっても失われないものもあるし、間違えてもやり直せる、そういうアイナナらしい優しさが詰まっていていいですよね。

此処にあった眩しさは希望

Pieces of the World / IDOLiSH7&TRIGGER&Re:vale&ZOOL

——当時アイドルオタクを辞めようと思っていた時にムビナナに出会って、Pieces of the worldに出会って、やっぱりアイドルが大好きだなぁって心の底から思えました。私にとって紛れもなく"此処にあった眩しさは希望"でした。

この曲聞くとムビナナが見たくなるしアイドルに会いたくなりますよね。ここから、最後の「それが出会った意味になるように」までの歌詞がめちゃくちゃ好きです。

何度目だってRESTART POiNT 胸に刻むRESOLUTiON

キミがいる世界ならば どんな今日も超えられるさ

また新しい夢を見ようよ Step on dream… 一緒に

RESTART POiNTER / IDOLiSH7

——リスポがアイナナの曲の中で一番好きです。辛い今日を乗り越えて、叶わなかった古い夢の次に、新しい夢を見に行こうという意味にも、現在最高地点である今日を超えて、また次の目標である新しい夢を見に行こうという意味にも、どちらにも捉えられると思います。そのどちらもがアイナナらしくて、またアイドリッシュセブンのコンテンツそのものが、新しい夢へ向かい続けていると感じているので、これからも一緒に夢の続きを見たくなります。

キミがいる世界ならばどんな今日も超えられる、愛そのものだなと思います。IDOLiSH7にはずっと愛をうたっていて欲しいし、それをずっと見ていたい。

なにしたって 君の細胞にはなれないけれど

HELLO CALLiNG / IDOLiSH7

——一織推しではないのですが、初めて聴いた時も今聴いても一織のパートで(君の細胞にはなれないけれど)と歌われると鳥肌が立つくらいにはとても印象に残っています。その前のナギパートで(なにしたって)からの(君の細胞にはなれないけれど)君の細胞にはなれないけれど!???!!!??!一織が歌うからこそ意味があると思うし、一織以外が歌ったらまったく違う意味になってしまう。

ここの一織くん、歌い方がいつにもまして幼くてドキッとしますよね......後ろ向きなようで、無邪気に信じる力に満ちていて、続く「だからこそ」に繋がる感じが好きだし、これを一織くんが歌っていることがとても嬉しい。

ムビナナ

ハレの行事っていいよねぇ!ライブも絶対、ハレの行事だよね!

十龍之介 / Day1

——旅っていう設定なのに祭りと言う楽くんの言葉に続いて出てくるセリフで、ライブの話をしてたのに「ハレの行事っていいよねぇ」ってそっちを主語に話し始める龍が一瞬トンチンカンなことを言っているように見えて可愛いすぎてクスッと笑ってしまいます。でもその後に「ライブも絶対!ハレの行事だよね!」って言うことで、あぁ龍はこうやっていつも2人ともを肯定してTRIGGERをまるっとまとめてくれてるんだなぁ、愛しているんだなぁと感じてじーんときます。龍の良さが詰まっていてとても大好きなセリフです。

TRIGGERは特にハレの行事が好きで、大事にしてる人たちだと思っているので、このセリフがすごくしっくりくる。ケはIDOLiSH7の担当っぽいですよね。

だって、みんなに会えるんだもん。ここに立って、みんなの笑顔が見れる瞬間が一番幸せ。

九条天 / Day2

——ずっとファンに与えるばかりで一方通行だった天くんをついに幸せにしてあげられたこと、本当に嬉しいです。私の方こそ、天くんの笑顔を見るのが一番幸せ。

天くんファンっぽいコメントで思わずニッコリしてしまいました。天くんが幸せだと私たちも幸せ、私たちが幸せだと天くんも幸せ。永久機関

キャッチコピー

何者にだってなれる

6周年ティザー広告キャッチコピー「We’re IDOL. We’re ARTIST.」

——私がアイナナを始めた時期ということもあり、このキャッチコピーが強く残っています。何者にだってなれる、とあるように変化していく世間でも色々な形で提供されるアイナナにシナジーを感じました

アイドルの強み、独自性みたいなものをダイレクトに表したコピーだと思っています。このツイートの文言も好きです。

当たり前じゃない日々を、駆けて行く。

メインストーリー第5部キャッチコピー

——アイナナというコンテンツ、ひいてはアイドルというコンテンツが持つ反持続的な魅力が詰まった言葉です。アイナナは、走り去ってしまう輝きが永遠でなくても、一瞬の奇跡には価値があると伝える作品だと思います。

idolish7.com

5部、リアタイ時は終わりの気配に怯えていたけど、改めて振り返ると一貫して「当たり前じゃない日々を、駆けて行く」物語だったんだなあと感じますね。当たり前じゃないから、明日には変わったり、もしかしたら終わったりするかもしれないけれど、だからこそかけがえのないものになる。アイナナのこういう前向きさにいつも救われます。

いつだって全力で輝く、一等星みたいになりたい。

和泉三月 / 3周年ティザー広告「LIGHT FUTURE」

——ナナライRTIの時(メンストは3部配信後、4部配信前のはず)三月くんに何を伝えたいか考え真っ先に思い浮かんだ「最高のアイドルだよ!」というメッセージをうちわに書きました。そのライブ後に出てきた3周年ライトフューチャーの三月くんからのメッセージ(?)が、「一等星になりたい」。三月くんはいつだって全力で頑張ってて、私にとっては最高のアイドルなのに、もうすでに一等星なのに、まだまだもっとこの思いをたくさん伝えなきゃ、伝えたい、と強く思ったことを今でも覚えています。とにかく自分にできることは三月くんが好きという思いを伝え続けることしかできないけど、それがいつか伝わって、自分のことが好きになってくれたら嬉しいな、と思い続けて、アイナナを追い続けて数年。5部9章で回収された時のエモさと言ったら……!八乙女楽のようにすぐに自分に自信がもてるわけじゃない、でも三月くん自信が頑張って、さらにファンの声が届いて、それが5部9章に結びついたのだとしたら、(そんなわけは無いのですが)自分の思いが三月くんに届いたのかなと錯覚してしまいました。推しててよかったというのはこういう感情なのかもしれないなと。
名言というわけではないのですが、三月くんを推していきたい、推しててよかったと思うきっかけの言葉なのでライトフューチャーのこの広告(?)が大好きです。

https://twitter.com/i/events/1028853275448098817?s=20

LIGHT FUTURE、全員いいコピーだし、1stライブの後に打ち出された広告であるという背景も踏まえるとより沁みますよね。リアルタイムで目撃したかった......

#HomeTimeTogether

2020.04.23 SHIBUYA109ビル壁面のメッセージ広告

——元々はアニナナの広告だったけれどコロナ禍により放送延期になりデザイン変更されたもの。外出自粛や先の見えない状況の中で、気持ちを明るくさせてくれました。マネージャー達の気持ちに寄り添ってくれる素敵な言葉だと思いました。

idolish7.com

この広告のあたたかさを感じてもらうには、上記リンクのお知らせを読んでいただくのがいちばんいいと思います。アニナナ制作、粋でカッコイイ。

終わりに

最終的に50000字近い分量になってしまいましたが、楽しんでいただけたでしょうか......。時間はかかってしまいましたが、私自身がストーリーを読み返したりアニナナを見返したりするきっかけになって、すごく楽しい時間でした。当時の自分の印象に残っていなかったものも今読むと刺さったり、見え方が変わったり。改めて、アイドリッシュセブンのシナリオが好きだと実感しました。少しでもアイナナのストーリーを思い返したり、読み返したりする助けになれたら、それ以上嬉しいことはありません。

アンケートにご協力くださった方、そしてブログを読んでくださった方、本当にありがとうございました!!

 

 

 

地獄から送る人間賛歌

アイドリッシュセブンのシナリオオタクとしては、劇中劇と呼ばれる長編イベントストーリーをとにかくオススメしたい。ということで、4つの劇中劇の中でも特に好きなダンスマカブルの話をさせてください。ストーリー自体の面白さ、完成度はもちろん、本編とのリンクが絶妙なところが魅力の劇中劇だと思っています。まあまあ長い(約8800字)ので飛ばし読み推奨です。前半はネタバレなしで布教しようとしていますが、「対比」の章からはネタバレしかありません。

イベントの概要

「ダンスマカブル」はアイドリッシュセブンのアプリ内で2020〜2021にかけて開催されたイベントで、初のフルボイス長編イベントとなっています。主演・主題歌ともにTRIGGERが務めており、主題歌「My Precious World」はダンスマカブルのストーリーともTRIGGERの世界観とも噛み合った稀代の名曲です。

 

My Precious World

My Precious World

  • TRIGGER
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

シナリオは山中拓也さんで、「spoon.2Di vol.71」のダンスマカブル特集でインタビューにも答えてくださっています。5周年イベントBEGINNING NEXTのレポートも載っている号なので未読の方は是非。

肝心のストーリーですが、アイドルコンテンツらしからぬかなりシリアスなものになっています(アイドリッシュセブン自体にもそういう傾向はありますが)。少なくない人数のキャラクターが死にますし、物語の舞台は憎しみ、悲しみ、憤り、妬み、そういった負の感情が渦巻く世界です。負の感情に負けずに正義を貫く人もいれば、その渦に呑まれて行く人もきちんと描かれていて、非常に誠実な物語だと思います。

ダンスマカブルとは

そもそもダンスマカブル(死の舞踏)というのは、中世ヨーロッパにおいて誕生したとされる概念で、以降音楽、絵画、彫刻等幅広いジャンルで用いられたモチーフです。諸説ありますが、ペストの流行・衝撃によって生み出されたものだとする説が有名で、現世でどんな身分であれ、死の前では皆平等である、という死生観を体現したものだとされています。平家物語の「猛き者もついには滅びぬ  ひとえに風の前の塵に同じ」で語られる無常観に近いものだと思います。骸骨と生きた人間が手を繋いで踊っている絵画を世界史の教科書で見たという人もいるのではないでしょうか。

File:Trionfo e Danza della Morte 004.jpg - Wikimedia Commons

さて、アイドリッシュセブンのダンスマカブルに話を戻します。イベント「ダンスマカブル」の開催は2020年、まさに新型コロナウィルスの感染拡大が始まった年です。「アイドルの創出」を掲げるアイドリッシュセブンが、そのタイミングでパンデミック起源のモチーフを持ってきたことが興味深いなと思います。意図とは違う面白さや意味が生まれるのはリアルタイムのエンタメの醍醐味だと思っているので、この偶然であろう現実とのオーバーラップがかなり好きです。黒縄夜行の黒も黒死病(ペスト)を連想させる……というのはちょっと穿ちすぎかもしれません。

ストーリーの妙

ダンスマカブルのコピーは「世界は二分されている」。この作品において、一貫しているテーマだと思います。作中のアークと地上では大きな格差があり、まさに二分されている世界だと言えますが、二分されているのはそこだけではありません。細かい対立は多くありますが、大きなテーマのひとつとして生と死の対比があると思っています。生きている者と、死んでいった者。生に固執する者と、死に囚われている者。生きることと死ぬことへの関わり方がそれぞれ皆違って、そのズレが争いを生み、新たな死が訪れる。生死を軸にしたストーリーテリングによって、シリアスな展開とずっしりとした読感が生み出されているのが「ダンスマカブル」です。少なくない人数のキャラクターが死にますし、物語の舞台は憎しみ、悲しみ、憤り、妬み、そういった負の感情が渦巻く世界です。負の感情に負けずに正義を貫く人もいれば、その渦に呑まれていく人もきちんと描かれていて、非常に誠実な物語だと思います。基本的に、劇中劇はキャラクターや関係性の掘り下げは少なめで、連動した一番くじでのブックレットなんかで補完されることが多いです。想像の余地がかなりあるので、二次創作などが盛り上がりやすいという強みもあります。そんな中で、ダンスマカブルは16人のキャラクターを各々掘り下げている作品であるという点が魅力です。もちろん全員平等にというわけではないのですが、他と比べて「それもっと詳しく!!」となる部分が少ない印象という感じ。どちらのタイプがいいかは好みの問題だと思うのですが、アイドリッシュセブンが好きな方ならダンスマカブルの完成度がハマるんじゃないかと思っています。ちなみにダンマカのブックレットもありまして、読み終えたばかりの人をずたずたにする濃厚なエピソードが山盛りです。気になる方は周囲にブックレットを所持しているマネージャーがいないか探してみてください(無謀)

キャラクターのビジュアル、設定が知りたい方はホームページ、PVをぜひ。気になった方、こんな記事は閉じて今すぐアイドリッシュセブンのアプリを開きましょう。

只今メンテナンス中です。|【公式】アイドリッシュセブン

youtu.be

ここからはネタバレモリモリの「ダンスマカブルのここが好き!」ゾーンですので、未読の方はブラウザバック推奨です。ごくわずかではありますが、本編6部までのネタバレも含みますのでご了承ください。

対比

先述した通り、ダンスマカブルのコピーは「世界は二分されている」であり、アークと地上、あるいはアークと地下の対比、それから生と死の対比が描写されています。たとえば、アルムとヴィダは住む場所、生まれ、性格や望むもの、すべてが正反対ですが、ふたりとも「人の貌をした厄災」です。自分の意志で厄災として生きようとするヴィダと、知らずに厄災となり意図に反して周囲に害を与えているアルム。憎い対比です。

それから、あれだけ時間があったのに伝えたいことを一つも伝えられなかったと嘆くカバネと、あれだけ時間があったからカバネの言いそうなことくらい伝わってるよと言うクオン。これを和泉一織と七瀬陸でキャスティングしてるの、悪趣味すぎて本当に好きだ。このクオンって「パラシュートはもう使った?」の七瀬陸さんじゃないですか。ダンマカの時点ではまだ4部までしか公開されてないはずなのにおかしいな。ストーリー上の対比としても堪らない演出であることと、アイドリッシュセブン自体の文脈も絡めさせてくれるような解像度が両立していて、ダンスマカブルの中でも5本の指に入るお気に入り描写です。

対比を語るにあたって外せないのがキャラデザです。リベリオンの衣装には差し色や裏地に赤が使われているのに対して、黒縄夜行は表面に広く赤が用いられており、地下組の衣装は血が黒ずんだような茶色*1をのぞいて無彩色で統一されています。リーベルとカバネは衣装の形がそっくりですし、ロイエが白手袋でシャオが黒手袋なのも洒落てますよね。あと、エーテルネーアが手の甲、ミゼリコルドが首、アルムが前腕に聖印が入っていて、クオンがその3か所に包帯巻いてるのもなかなかパンチがあります。結局包帯の詳細については触れられなかったはずなので妄想し放題な設定です。

リーベル/アルム、カバネ/クオンの関係性ももちろんですが、個人的にはフーガとコノエにも対比を感じています。心酔する主の変容を受け入れられなかった人と、受け入れ続けた人。コノエが気になる人全員にブックレットを読ませて回りたいという気持ちをずっと持て余しているので、お心当たりのある方は連絡してください。

あと、崇拝する対象である偶像として天子を据えた上で、はるか昔の天子に七瀬陸、現在の天子に亥清悠を配役するの、攻めてて好きです。ということで、ここからは偶像崇拝についてのターン。

偶像崇拝

私がダンスマカブル推しになった要因ぶっちぎりナンバーワンが、これ。偶像の描き方が抜群で、アイドリッシュセブンのスタンスと絶妙なマリアージュを生み出している劇中劇なんです。中国版のアイドリッシュセブンのタイトルが「偶像星願」なことからも察せられる通り、「偶像」は「アイドル」と限りなく近いニュアンスを持つ言葉だと思っています。我々の主観を通して、神や人そのものを捉えることはほとんど不可能であり、程度に差はあれど見えているものはどれも偶像にすぎないというのが持論です。プラトンイデア論なんかも近いと思っています。実際と見え方にズレが生じるのは自然で避けられないことですが、人格の持ち主を尊重すること、偶像を見ていることを自覚することなど偶像との距離の置き方が非常に難しい。アイドリッシュセブンは、ファンがアイドルに求めるものと、アイドルが見せてくれるものと、アイドルをやっている生身の人間のバランスと向き合っていると思います。そして、そこに希望を見出してくれる。一方のダンスマカブルは、偶像崇拝のもう少し暗い側面を描いていますが、スタンスはあくまで肯定なのが特異点です。

まずは、話の主軸にもなっているクヴァル→アルムの偶像について。「天子様」という偶像に囚われるあまり、「アルム」を見失っていたクヴァルは、苦しんだ末にアルムの名を呼び、友人として向き合うことを選びます。対するフーガは、「憧れのヒーロー」であるリーベルを捨てられず、真逆の方向へ暴走してしまいます。偶像は克服することもできるが、一歩踏み外せば身を亡ぼす原因にもなる。容赦のない描写です。

天子の設定によって、偶像の虚構性に光を当てているのも容赦がないなと思います。本人も含めて皆が信じていた「天子様」は実は代替可能な殺戮兵器で、平和の象徴というのは真っ赤な嘘だった――ショッキングで、人間不信になりそうな展開です。しかし、それでもアルムの圧倒的な善性は損なわれないというところに救いがあります。彼は確かに人を前向きにし、笑顔にできる存在であり、実際にリーベル死亡エンドでは地上の者の希望になりたいと明るく話していました。自ら進んで偶像を引き受けることもできるし、それが幸せとなることもあると描写してくれるところが、とてもアイドリッシュセブンだと感じます。しかも、アルムは「歌や踊りでも覚えてみようかなと思っている」わけで、アイドル賛歌っぷりが最後に凝縮されていますね。アイドルという概念の原点に立ち返るようで、特に好きなシーンです。

リーベルとアルムの関係性もまた、美しいものです。ふたりとも偶像を引き受けてきた人たちで、偶像を飛び越えて自分を見てくれる友人とはじめて巡り合うところも同じ。フーガが指摘したように、リーベルはアルムを救うことで自分自身救われていたと思います。リーベルは生まれながらの英雄というか、異質な強さと正義感をもつ人で、それは荒れ果てた地上で光のように見えたことでしょう。しかし、リーベルと同じ強さで、同じ高さで、リーベルの夢を見てくれる人はひとりもいなかった。右腕たるクウラも、舎弟であるフーガも、無理だろうと思っていたように見えます。だけど、このまま滅びていくだけなら。この人を信じてみようとすがったのではないかと邪推するのです。いやほんと、狂ってますよ。地上は完全に負のループに陥ってるし、アークはどんどん力を増してるのにリベリオンは食料調達からやらなきゃいけない環境で、その世界をまだ大事に思っているばかりか、光を見出しているなんて。狂ってるんだけど、その狂気に引力があるのも理解できるんです。私もアイドルをよすがに未来を見ているから、そうやって何かにすがって生きる気持ちが、少しだけわかる。でも、そういう光って近づきすぎるとこっちの身がもたないものだと思うんですよ。クウラみたいに自覚的ならともかく、フーガの「この人になりたい」は完全にアウト。対照的に、アルムはそこに並び立てるだけの光を持っていた。地上を美しいと言い、リーベルと同じ夢を見ることができる人。そんな稀有な才能の持ち主を目の当たりにしてしまったら、フーガが潰れるのも当然だなと思います。アルムの強さは、自分を売ったフーガのことを「フーガにはフーガの正義があったから仕方ない」と処理できているところにあるんですが、この強さは「辛いなんて思っていいわけないじゃないか」のクオンともリンクする気がします。他人の膨れ上がった感情に踏み込み過ぎずに受け止められるのは、天子として周囲から切り離されていたからなのかな、とか思ったり。そういうアルムにとって、すべてを言葉にして伝えようとしてくるリーベルはやっぱり新鮮で、嬉しい存在だったんじゃないでしょうか。アルムはリーベルを見て、リーベルと言葉を交わすことで生きることを覚えた、というのが私の解釈です。偶像に頼らず関係を築いたふたりが世界には偶像が必要だという結論にたどり着くのは、偶像に対する紛れもない肯定なんだと思います。

ヴィダもまた、偶像を背負った人間ですね。プラセルはヴィダを最強だと信じて、彼と一緒なら俺も無敵だと感じている。実際ヴィダは強いんだけど、それだけではどうにもならないくらい劣悪な環境で、それにすがるしかなかった人たちのことを思うと何とも辛い気持ちになります。オルカはたぶん、信じきれなくて、それが彼の苦しみを生んでいたんじゃないかと思うんだけど。とにかく、ヴィダは死者と生者の期待を一身に背負って戦い続けてきた人なわけで、このキャラクターを九条天が演じているという事実に痺れます。強さゆえの孤独、責任、そういうものを全部飲み込んで戦い続ける強い人。まさに九条天、と言いたいところだけど、その照準が暗い方を向いているのが決定的に違うんですよね。ダンスマカブルには完全な正義は存在しないけど、理解されにくい正義はあります。ヴィダも間違いなくそっち側。

荒々しい物言いや行動が目立つのですが、その裏にある彼が背負った運命や生き様をきちんと皆様にお伝えできるよう、精一杯務めさせていただきました。

ダンスマカブル公式ホームページ 九条天キャストコメントより抜粋

そこでこのコメントですよ。自分の演じるヴィダを見ることになるファンに、これ以上ない橋渡しをしてくれるアイドル、九条天。圧倒的です。劇中劇の旨味が濃縮されてますね。

相関図に上手く入れられなかったのは、カバネ→カバネの偶像です。自分は英雄ではなくてはならない、立派な主であらねばならない、という強い気持ちは、ある種偶像崇拝なのではないかと思っています。自分の中の理想(偶像)と現実のジレンマに苦しんでいたカバネが、もう一度闘うことを選んだのだと思うと、胸がいっぱいになります。カバネのことが知りたくて手に入れたブックレットを読んだとき、人生の中でトップレベルに感情が暴走したのをはっきり覚えています。リーベルと対比されているキャラクターなわけですが、カバネは彼と比べると言葉が本当に少なくて、それが結局彼を苦しめている印象です。アイドリッシュセブンにおいては「言葉にしないこと」が何よりも問題だと思っているので、この辺もリンクするなと思っています。アイドリッシュセブンにおける悩みや問題はたいてい言葉が足りていないことで起きているんですよね。裏を返せば、誰かに言葉にして打ち明けはじめたら、その問題は上手くいくんです。ダンスマカブルでは、カバネは言葉にすることができなくて、リーベルは言葉にすることができた。この違いは大きいんじゃないかな。2人とも思ったようには世界は変えられなかったかもしれないけど、後悔が残ったかどうかには差ができているような気がします。カバネ、なんて業の深い人......

シャオから見たロイエが、幸せの象徴そのものであったことも苦しいですね。シャオは、地上とアークの人たちの間に何も差がないことを知っていて、だからこそアークを信じたい気持ちは誰よりも強かったのではないかと思います。自分の幸せが続くことを信じたい。自分を育てることを選んだ父親を、肯定したい。そういう切実さが、言動の端々に滲んでいるような気がします。ロイエもきっとそういう祈りのような気持ちを持っていて、だからシャオを拾って育てたんじゃないのかな。すごく人間らしいというか、生活を感じるキャラクターで好きです。

由来について

ここからは先人の調査の紹介とそれにかこつけた私のキャラ語りパートになります。

リベリオン

リーベルとクウラの由来の納得感と、フーガの由来の容赦のなさでぐちゃぐちゃになります。彼は最初から逃げていたわけではなくて、アルムに戦い方を教えてくれていたときもあったわけで、その必死の踏ん張りを思うと苦しい。そして逃げながら、リーベルが追いかけてくることを期待しているのがまた苦しい。フーガ......

ナーヴ教会

アークは方舟という言葉がぴったりきますね。終わりかけた世界に浮かぶ方舟。そしてアルムの由来はネタバレすぎる。そこにあるだけで死をもたらすというアルムの武器としての特性は感染症を思わせるなと思っています。
エーテルネーアもなかなかですが、ミゼリコルドが衝撃的すぎてはじめて知ったとき天を仰いだのを覚えています。

ミゼリコルド (武器) - Wikipedia

ミゼリコルドの複雑骨折した正義をこんなに適切に言い表せるの、すごすぎる。ナーヴの存続という点に限っては、彼のしたことは本当に慈悲の行為で、もしかしたらエーテルネーアとミゼリコルドは最後の最後までいいコンビだったのかもしれない。メリバにもほどがありませんか?

ユニティオーダー

クヴァルの強さは苦悩して乗り越えるところだと思うので、リーベルと同じく納得感がありますね。ライデンも、耐え続けて麻痺することで強くあろうとしたキャラクターだと思っているのでこれも納得。ロイエの由来も彼の生き様そのものなんでしょうが、言葉にされるとなかなかの重さですね。シャオを拾って育ててきた彼の人生と、シャオを喪った彼の人生のことを思うと苦しい。シャオがアークでアナウンスを担当している理由についてはブックレットに記載があります。

黒縄夜行

個人的には黒縄地獄が由来なのではないかと思っています。

八大地獄 - Wikipedia

殺生・盗みをした者が堕ちる地獄なのもドンピシャだし、縄で縛られ、その縄目に沿って斧で斬られるらしいのでヴィダの斧とも繋がるなと。

ヴィダとプラセルの由来がポジティブなニュアンスなのが残酷すぎますね。オルカのは正直納得いく解釈にたどり着けていないのですが、最後まで狂いきれなかったほの暗さにはよくマッチしているなと思います。舞踏の舞台から降りた罪悪感みたいなことなんでしょうか。何かにたどり着いた方がいたら教えてほしいです。

忘れられたものたち

ゴウトのゴウが業なのも、生きる目的を失っても死ねなかったカバネが屍なのも、人の心がなくて的確でぶっ刺さりますね。クオンの不思議な存在感は永遠がないと知っている七瀬陸だからこそ出せるものだと思っているので、こんな名前いいんですか?とずっと思ってます。そしてコノエ、あまりにそのままで泣ける。ずっと近くで仕えてきたその忠誠に心から敬意を捧げたい。コノエが好きな人、どうにかしてブックレットを手に入れてほしいよ......(2回目)

おわりに

ダンスマカブルにおける正義はすべて「キミのためにそう負けないさ」だと解釈しています。キミを、未来を、信じるため、守るために戦うこと。それが偶像でも、絵空事だとしても、信じて戦える人の方がやっぱりカッコイイんだって、思い出させてくれるダンスマカブルが大好きなんです。あと書きながらブックレットの密度の異常性を改めて感じました。もう公式に入手できないものの話をするのはためらわれるんですが......全員私とお友達ということにしてお貸ししたいところなんですけどね......どうにかならんものかと思いつつ一番くじの景品という位置づけだと難しそうで悲しいです。でもムビナナ出の皆さんにすぐ読んでもらえるタイミングで復刻してくれたのは超嬉しい!いっぱい感想が読めて、FAや二次創作なんかもいっぱい流れてくるのがハッピーです。誰が読んでくれるんだろうと思いつつ長々と書いてしまいましたが、ダンスマカブルの余韻を楽しむ一助となればと思っております。お付き合いいただきありがとうございました!

 

 

twitter.com

訂正や感想などありましたらこちらへ

marshmallow-qa.com

*1:この表現はさすがに穿ちすぎかもしれません

絆、あるいは呪い

以前アイドリッシュセブンの対比構造についてつらつらと書きました。今回はそこから派生してアイドリッシュセブンにおける「家族」にクローズアップした文章を書こうと思っています。

対比の上手さこそアイドリッシュセブンの真骨頂 - 歌は道連れ夜は光

アイドリッシュセブンのキャラクターは皆、どこか人間臭くて、ちゃんと彼らの人生の重みを感じられる生々しさがあります。その生々しさの由来は、家族との関係をはじめとした生まれ育った環境の解像度の高さにあるのではないでしょうか。アイドリッシュセブンにおける家族は、彼らをつなぐ絆として、あるいは彼らを縛る呪いとして機能しています。

 

※メインストーリー6部までを踏まえた文章ですので、ネタバレを避けたい方はブラウザバックをオススメします

 

対比構造においても、家族というテーマにおいても、中心にいるのが七瀬双子です。ふたりが双子であるということ自体は初期段階で明記されたが、その詳細やつぶさな心情が語られるまでにはだいぶ長い時間がかかりました。少しずつ明かされていく過去を見ていくと、彼らの現在がほとんど彼らの拗れた思いによるものであることが透けてきます。陸くんの生粋の弟気質。病気を知られることや、自分が置いていかれることに対する異常なほどの怯え。ステージへの強い憧れ。大好きな兄と同じことができなかったこと、その兄に置いていかれたことに起因するものばかりです。天くんの場合も同じ。彼のプロ意識や、人間離れした奉仕精神。年齢の割に大人びていて、なおかつ大人びていることすら感じさせない妙な貫禄。アイドルという仕事に対する熱量。これらは全て、弟のスーパーアイドルであり続けた七瀬天が積み上げてきたものの成果なのだろうと思います。ふたりともショーが好きなのも、家業に由来するものでしょう。こういった具合に、情報が明かされれば明かされるほど、彼らの性格や言動に説得力が増し、性質や発言がつながっていくところ、リアルな物語だなと感じます。

 

MEZZO"も家族の呪いが色濃いコンビだと思います。家族を取り戻すためにアイドルになった環くん、アイドルになることで家から逃げ出した壮五くん。家族との確執という意味では共通点があるものの、自分で選んで家を捨てた壮五くんと、不条理に大切な家族と引き離された環くんの境遇はほぼ真逆だといえます。父親に対して複雑な感情を抱いているところも似通っているけれど、一方で最終的には認めてほしいとどこかで思っている壮五くんと、父親のことを諦めている環くんの間にはやはり大きな隔たりがあるように見えます。にも関わらず、2人は互いに自分たちの孤独を重ね合わせてシンパシーを感じている。環くんは壮五くんに喪ったお母さんを感じているし、壮五くんは実の父にできなかったことを取り返すかのように環くんの父性に甘えてる印象があります。寮がなくなるかもしれないとなったとき、MEZZO"はかなり動揺して、拒絶反応を示していました。擬似家族としてのIDOLiSH7に執着が強いのも、彼らの生い立ちを思えば無理もないことです。

家族や生い立ちを詳細に描くことでキャラクターに説得力を持たせるのは珍しいことではないと思いますが、アイドリッシュセブンのすごいところはその生い立ちが幅広いことです。親から愛ではなく支配を受けて育った人、親を亡くして愛や関心に飢えている人、両親からは愛を注がれてきたけれども兄弟に強いコンプレックスを抱いている人、そしてたくさん愛されて大切に育てられたことで自分を見失っている人。過干渉も、没干渉も、見事に描ききる様は圧巻です。そして、彼らはそうした自分たちの過去を抱えたまま生きています。向き合おうとしたり、目を背けたり、思いがけないところで直面させられたり。王家や財閥の子供、有名人の隠し子といった共感しづらい前提が多いのに、彼らの葛藤や勇気に惹き込まれるのは、そこに描き出される感情が生々しくて、自分たちの人生と共鳴するからだと思うのです。親を恨みたい。親に感謝している。兄弟のようになりたかった。家族のようにはなりたくない。こんな家族がいてほしかった。多かれ少なかれ、人はこうした矛盾や渇望を抱えて生きているものだと思います。誰もが生まれ育った環境に影響されて構成されていて、だからこそアイドリッシュセブンに「リアル」を感じる。

そしてそのリアルの先に提示されるアイドリッシュセブンの答えに、カタルシスを感じるのです。

天くんは陸くんをライバルとして認めて、それをきちんと伝えます。陸くんも誤解をしていたことを謝って、大好きだと伝える。そして、幼いころの夢を一瞬だけ叶えて、それを手放すことを選びます。壮五くんは環くんと向き合うことで、自分が父親から受けていた支配にも愛はあったのかもしれないと気がついて、少し前に進みます。三月くんは努力と実績を積み重ねて、「自分より出来のいい弟」を受け入れられるようになりました。一織くんは、兄に嫌われるのではないかという不安をきちんと対話することで乗り越え、自分の夢をひとつ叶えます。八乙女事務所を離れた楽くんは父親のことを少し認められるようになるし、ナギくんはセト殿下とオセロをするようになるし、大和さんは自分が千葉志津雄の子供であることを受け入れて、父親の代表作のリメイクを引き受けます。

作中では、他にも彼らが各々のやり方で家族との関係性を再構築していく様子が多く描かれています。それと連動して、家族と重ね合わせてぎくしゃくしていた人間関係が、あるいは家族との確執から消極的になっていた気持ちが、前に進み始める様子も描かれています。どんな関係性、距離感が正解ということもないけれど、時が経ってからでも取り戻せるものや、すっぱりと切り離せるものも確かにあるんだよと教えてくれるアイドリッシュセブン。なんてあたたかい物語なんでしょうか。

アイドリッシュセブンはフィクションです。リアルな描写が評価されることが多いけれど、フィクションならではの仕掛けや設定を上手く使うことにも長けたコンテンツだと思っています*1。5部と6部において、現在を縛り、手繰り寄せるきっかけとなってきた、物語の核となる過去、双子とゼロの物語が優しく紐解かれました。ひとつの結末を迎えたアイドリッシュセブンが、これからどう展開していくのか。アイドルたちが絆や呪いと共存しながら、どんな未来を掴み取るのか。楽しみでなりません。

 

 

 

 

*1:関連過去ブログを貼っておきます

 

httnym.hatenablog.com

 

私を照らさない光

アイドリッシュセブンを褒めたいとき、我々は「アイドルがリアルに描かれている」という表現をよくする。実際、アイドリッシュセブンはアイドルをとても誠実に描いた作品だと思う。ただの男の子が、光り輝く星のように見えるのはなぜか。アイドルはファンに何を求め、ファンはアイドルに何を求めているのか。アイドルを苦しめるのは何か、アイドルを奮い立たせるものは何か。もちろんこれらの問いに正解なんてない。それに、アイドリッシュセブンで描かれるアイドルやファンの感情や行動は、ポジティブなものだけとは到底言えない。読んでいて辛いシーンも少なくない。だけど私にとって、アイドリッシュセブンは間違いなく光のコンテンツだ。アイドルがひしめき合い、情報が氾濫するこの時代に、アイドルを見失ってしまう人、何を探して求めているのか分からなくなってしまう人はたくさんいると思う。そういう迷子を導いてくれる、まさに星のようなコンテンツ。それがアイドリッシュセブンだ。

アイドルを傷つけるのは、いつだって好きの感情なんだよ。

言わずと知れた、Re:valeの百さんの名言である。残酷なまでに真実で、目を背けたくなるくらい生々しいセリフだと思う。好きだから、応援してるから。そういう理由で、無邪気に願望や感情をぶつけてしまう気持ちが、わかってしまうから。自分も、幾度もやったことがあると思うから。無責任で悪気のない愛を容赦なくぶつけて、受け取ってもらえると信じてしまう幼さに、覚えがある。本当にそうなのかもしれないと思うし、きっとそうなんだとも思う。私たちの「好き」の感情は、アイドルを傷つけるかもしれないものだ。

対アイドルに限ったことではなく、私たちの感情は遍く他者を傷つける可能性を持っている。ポジティブな感情は特に、意識することなく表に出してしまうから怖いと思う。アイドルは近くにいて、同時に手の届かないところにいる存在だから、友人家族に対して言葉を発するときより無責任になりがちだ。

かつての私はそれが怖くて、アイドルを愛することに強く罪悪感を覚えていた。だけど、アイドリッシュセブンを通して、もしかしたらアイドルたちはそういう無責任さをも肯定してくれる存在なのかもしれないと思えるようになった。それがいいのか悪いのか、私には分からないけれど、自分が救われたことは揺るぎない事実である。

一方で、アイドリッシュセブンのアイドルたちに、私たちの「好き」は届かないこともまた、事実である。いくらリアルに描かれていても、やっぱり彼らは画面の向こうにいる存在だ。それは寂しくもあるけれど、私にとっては概ね安心材料でもある。届かなければ、傷つけることはない。

どんな困難が彼らを襲ったとしても、泣きながら、怒りながら、それでもどこかで「きっと悪いようにはならないはず」と信じていられる。それは、アイドリッシュセブンがフィクションだから。最悪の事態は起こらない。すべての困難には、必ず意味がある。そう信じていられるのは、何と楽なのだろう。

ただし、摩擦はゼロとする。

空気抵抗はないものとする。

物理の問題につきまとう但し書きを連想する。アイドリッシュセブンは摩擦や空気抵抗を描かない、アイドルのイデアのような物語だと思う。リアルで誠実だけど、現実には存在し得ないアイドルたち。アイドリッシュセブンは摩擦や空気抵抗を排除することで、私の中の加害性を優しく覆い隠してくれているような気がする。

この話はフィクションです。

そう書き添えるように、いつも私を安心させてくれる。辛いことがあっても、大丈夫。明日もまた、いいことがあるよと、雨の後には虹がかかるよと、教えてくれる。そんな優しいコンテンツだ。

現実では、そうはいかない。どんなに環境を整えて慎重にことを進めたとしても、不測の事態やノイズは必ず生じる。ことアイドルに関しては、その不安定さは加速する。健やかで幸せでいて欲しいといくら願っても、もっと大きな力に阻害されてしまうことが有り得る。それは災害であったり、病気であったり、事件であったりするわけだが、そういう出来事が続くと応援したいという気持ちは弱ってくる。こんなに遠くから声を上げることに意味があるのだろうか。応援って、何をすればいいんだろう。毎日毎日眺めて知った気になっていても、やっぱり私は私の好きなアイドルのことを知らなくて、それに打ちのめされながらもなお好きだと思う。

疲れる日もあるし、罪悪感や自責に苛まれることもあるけど、アイドルを愛することをやめられない私にとって、アイドリッシュセブン北極星のようであり、オアシスのようでもある。私を照らしてはくれないし、迎えには来てくれないけれど、いつもそこにある。それだけで、歩きやすくなることがある。摩擦も空気抵抗もない世界に没入することで、ほっと呼吸が楽になるときがある。

ありがとう、アイドリッシュセブン。リアルでいてくれて。フィクションでいてくれて。

これからもどうか、そこに在り続けてくれますように。

マネージャーでない私から、アイドルでないあなたへ

 

フィクションのきらめきを残しながらリアルな描写を追求するアイドリッシュセブン。そんなアイドリッシュセブンのリアルでないところをあげるとするなら、それは間違いなく彼らの年齢システムだと思います。

ブラホワを複数回経ても上がらない学年、変わらない年齢。お誕生日カードは毎年出るけど、加齢は描かれない。サザエさん時空なんていう概念もありますが、あれはあくまで主題が日常だからこそ成り立つもので、成長や変化を描く作品においてはなかなか成立しないものなのではないかと思います。「フィクションだから」と言ってしまえばそこまでですが、二次元ならではのリアルな描写が目立つぶん、やはり気になる要素かなと思います。

本題に入る前にひとつだけ。このブログは、アイドリッシュセブンのリアルとフィクションについて語るものではなく、和泉一織くんのお誕生日をお祝いする趣旨の文章になります。じゃあなんでこんな前置きになっているのかというと、私がいちばん彼らとの世界の隔たりを感じるタイミングが、キャラクターのお誕生日だからです。

気になるだの隔たりを感じるだの、不満があるように見えるかもしれませんが、そんなことはありません。高校生組にはずっと高校生でいてほしいと思っているし、まだまだ20代半ばのRe:valeを見ていたいとも思うし、天くんを子供扱いするTRIGGERが見られなくなるのは寂しいと思っています。正直、ありがたい設定ではあります。

ただ、私はやっぱりマネージャーにはなりきれない*1し、かといって有象無象のファンの一人にもなれないんだなという感情がずっとあるんです。隔たりを感じるというのもその延長。出会ったときはひとつしか変わらなかったのに、気がついたらみっつも離れてしまった年齢に、少しだけ寂しさを感じてしまう。一織くんのお誕生日をどうお祝いしようか悩んでいるとき、やっぱり一織くんを少しだけ遠く感じてしまったので、せっかくだからこの感情を書き残しておこう、と思いました。今回はそういうブログです。

 

さて、本題に入りましょう。大前提として、我々プレイヤーはIDOLiSH7のマネージャーとしてアイドリッシュセブンの世界へ参加します。例えばアイドルになったきっかけであったり、メンバーとの会話だったり、芸能界の裏事情であったり。マネージャーという立場だからこそ知れること、一介のファンには知り得ないような情報を通して、アイドルたちのことを知っていくのです。この前提がある段階で、どう足掻いても「ただのファン」にはなれません。少なくとも私はそう。アイドルではない、ただの青年の彼を知ってしまっている以上、私にとっての和泉一織くんはどうしても「好きなアイドル」の枠に収まってくれない。正直、あの世界のモブとして生きていたら、私はこんなには和泉一織くんに惚れ込んでいないと思います。

ナナライの一織くんは私にとってアイドルです。ブラホワや、アイドリッシュセブンのライブでパフォーマンスをしている一織くんも、「キッズルームへようこそ」とか「バックヤードマジック」でバラエティをしている一織くんも、大好きなアイドル。だから、ファンとして応援できるしキャーキャー言えます。だけど、ミューフェスの失敗のあと、泣きながらメンバーに謝っている一織くんは、ファンが見てはいけない一織くんだったと思っています。あれは、和泉一織個人にとってすごく大事な瞬間でした。まかり間違ってもファンが介入していい場面ではないと思っています。

"かわいいものが好きなことを隠そうとしている一織くん" はアイドルだけど、"兄さんをかわいいと思っていることを隠すために自分の好みを偽り始めた一織くん" はファンから見たアイドルの範疇をはみ出てしまっている気がするんですよね。きっと、その姿や表情は、葛藤は、"ファンが知ってはいけない一織くん" のものなのだと思うのです。だから、そんな一織くんを見て一織くんに惚れた私*2は、アイドル和泉一織のファンではない。だけど、マネージャーを名乗ろうにも、私の中の一織くんはちょっと私から遠いんですよね。

 

私は、かわいくない一織くんを見てきました。

初対面の陸くんに「あなたは幼稚園児みたいですね」と無礼すぎる言葉を言い放った一織くん。傷ついたり、上手くいかなかったりすることがないわけじゃないのに、上手に取り繕えてしまう一織くん。もっと甘えていいのにと、力を抜いてもいいのにと思うけど、やっぱりそんな不器用な一織くんのことが愛おしいと思ってしまう。

かわいい一織くんも、たくさん見てきた。

兄さんが褒められると誰よりも誇らしげにしている一織くん。かわいいもの好きを隠せていると思って(思おうとして)いるところとか、友達と遊ぶとき、けっこう嬉しそうにしている年相応なところとか。照れ屋さんなところとか、小さいころの一人称がいおりなところとか。中身はちゃんと甘ったれの弟気質な一織くんが堪らなく好きだなと思います。

カッコよくない一織くんも見てきたつもりです。

寝起きすぐの「かっこよくない一織」は残念ながら知らないけれど、陸くんを励まそうとファンサを試みたとき、照れが勝って全くカッコよく決められなかった彼なら知っている。兄さんにうさぎのコスプレをさせたがっているところは、カッコよくないどころかちょっと怖い。精神統一のために相方のうっかりした話を聞こうとしたりもするし。だけど、パーフェクトに整えられた一織くんじゃない一織くんが少しずつ表に出てきていることをとても嬉しいと思っています。

 

いろんな一織くんを見てきたつもりだけど、やっぱり、私がいちばん見てきたのはカッコいい一織くん。

冗談交じりに脱退を仄めかす大和さんに向かって、IDOLiSH7の評判を落としてあなたまで失うなら意味がない、と言い放った一織くん。

三月くんがオーディションに落ち続けていたときでも、兄さんには人を笑顔にする才能があると信じて、ブレずに応援し続けた一織くん。

環くんに、やりたいことはIDOLiSH7で見つけてほしいと、メンバーから伝えるべきだったことをちゃんと伝えた一織くん。

MEZZO"を結成したばかりで未来が見えずにいた壮五さんに、MEZZO"は必ずあなたたちにしかなれないユニットになると断言した一織くん。

ノースメイアで、ナギにCDを渡しながらあなたを諦めないと、連れて帰ると伝えて、宣言通りIDOLiSH7を守った一織くん。

私が一番七瀬さんのボーカルが好きですと言って、戻ってきた最強のセンターに完璧なパスを繋いだ一織くん。

勉強や努力を怠らない、正攻法な一織くん。

必要とあらば、多少卑怯な手でも躊躇わずに使う狡猾な一織くん。

真っ直ぐで迷いのない、柔らかく響く歌声。

若さが滲む、それでも隙のないパフォーマンス。

愛おしいものを見るように客席を見上げる視線。

IDOLiSH7を信じて疑わない、的確なプロデュースと力強い言葉。

何度も何度も、着いてきてよかった、これからも着いていきたい、と思わせてくれる一織くん。文句なしにカッコいいアイドルで、カッコいい人だと思います。そして、どんな一織くんがいたとしても、和泉一織のパーフェクトが損なわれることはないんだと、声を大にして言いたいのです。

 

結局のところ、いくら考えても、自分をどう定義していいのかはわかりませんでした。本人不在の誕生日会を開催したい気持ちもあるし、当日の夜に公式から発表される一織くんのコメントの「皆さん、たくさんのお祝いありがとうございました」の「皆さん」になりたい気持ちもあるし、アイドルになってくれてありがとうと言いたい気持ちもあるし。強くなったね、仲間ができてよかったねと称えさせてほしい気持ちもあれば、メンバーからのサプライズのお祝いを企画したり手伝ったりしたい気持ちもある。どれも嘘じゃないから仕方ない。いろんな立場で推しと関わらせてくれるアイドリッシュセブンに感謝ですね。

迷いなく言えることがあるとすれば、私は一織くんのことが大好きだということ。マネージャーでもファンでもないかもしれないけど、根っこのところは変わらないまま、どんどん成長していく一織くんを見ていられるだけで、私は十分に満足できてしまうんだと思います。たとえ、彼の年齢が止まったままであったとしても。

 

長ったらしくなってしまったけれど、改めて。

和泉一織くん、お誕生日おめでとうございます。

二次を超えてくるあなたを、虹を超えていくあなたを、精一杯の愛を込めて祝います。

 

アイドルなあなたも、

アイドルでないあなたも、

和泉一織くんのすべてが、心の底から大好きです。

 

あなたの健康と幸せと、IDOLiSH7の更なる飛躍を、いつでも祈っています。

 

 

最高のその先へ  突き進みましょう

向かい風を  追い風へと変えて

一つ、また一つ  広がる世界を

Ah… 見せてあげる  どこまででも

ONE dream / 和泉一織

 

 

 

2023.01.25

ノキタ

 

 

*1:いろいろ要因はあるのですが、やはりマネージャーを紡ちゃんとして認識して応援してしまって自己投影ができないというのは大きいです。紡さん超敏腕だし......

*2:私はミューフェス後に泣きながら謝る一織くんにくらっときて落っこちた一織担なので本当に言い逃れができない