交差点

Encounter Love Song

Encounter Love Song

BLACK or WHITE COUNTDOWN 2023 にて披露されたIDOLiSH7の新曲、「Encounter Love Song」があまりにも私たちへのラブレターなので、お返事を書いてインターネットの海に流したい。そういうポエティックブログです。

聞いて地球どこにいても 出逢いに行くから

この出だしだけでも、脳が焼き切れそうな高揚感。虹/二次を超えるアイドルであるIDOLiSH7が、「地球どこにいても」と歌う美しさは格別です。

恐らく歌われているのは一目惚れした相手に出逢いに行く情熱的かつ甘やかなラブストーリーなんですが、IDOLiSH7のファンとして聴くとどうしても「アイドルがファンに出逢いに行く歌」にしか聴こえないんです。願望も大いに混じっている自覚があるので異論は認めます。

ファンがアイドルに出逢う瞬間は人それぞれで、それは例えば街中の広告であったり、テレビドラマであったり、インターネットであったり、友人の紹介であったり、100人いれば100通りのストーリーがあるものだと思います。辛いときに出逢う人もいれば、楽しいときに出逢う人もいる。出逢ってすぐに落っこちる人もいるし、ラグがある人もいるし、落ち具合だって様々です。そのどれもが、興味深くて羨ましくて、物語の中で恋人同士が出逢う瞬間のように鮮やかだと思うのです。

一方で、アイドルがファンに出逢う瞬間というのは、ほとんどの場合見えません。そんなものはないと言う人もいるかもしれない。だけど私は、アイドルは日々、ファンに出逢い続けているのだと思っています。街中の交差点で、コンビニで、テレビ越しの部屋の中で。あるいは、ステージの上で、イヤホン越しの音楽の中で。顔を知らない、話したこともない、お互いのことを知らなくても、ほんの一瞬運命が交差するだけで、運命で繋がれるのがアイドルとファンだと思うのです。アイドルとファンの関係において一目惚れはありふれた出逢いだと思っています。ちょっと夢見すぎって思います?でも、アイドルがせっかく見せてくれてる夢なんだからこれくらいでちょうどいいんです。私はね。

はじめてナナライの映像を観たときのことを印象深く記憶しています。アイドルが本職ではない、声のプロフェッショナルである人たちが、歓声を浴びて、ファンに囲まれて、とても嬉しそうに、楽しそうに歌っているように見えて、当時の私はものすごく感動したんです。ファンの声にはこんなにパワーがあるんだと、ファンがいる空間で歌うことはアイドルにとってこんなに気持ちのいいことなんだと教えてもらったような気がして、過去の映像だとわかっていながら、歓声をあげたくてしょうがなくなったあの感覚。私がIDOLiSH7と出逢った交差点があるとするなら、きっとここだと思います。

ちょっと話逸れますが、私の自論として、声優さんがやってくださるアイドリッシュセブンのライブは大抵Day2の方がボルテージが高い、というものがあります。Day1で歓声をいっぱい浴びた状態での皆さんのパフォーマンスは、伸びやかで、ポジティブな力がみなぎっているような気がするんですよね。Day1ももちろん超アツいんですけど、一層突き抜けた感じがする。あくまで主観です。

話を戻します。個人個人としてのファンのことは知らないかもしれないし、大きな距離があるかもしれないけど、集合体としてのファンは間違いなくアイドルと対峙していると感じています。「ファンの皆さんのために」「ファンの皆さんのおかげで」は、ただの定型文じゃなく、少なからず彼らの本音なんじゃないかな。そう思いたいだけかもしれないけれど、アイドリッシュセブンが、そしてアイドルが好きな私としてはそれを信じたいです。

そして、新たなファンと出逢い、繋がることに全力なアイドルが好きな私に刺さりすぎるラブソングが「Encounter Love Song」。私の好きなアイドルがこれを歌ってくれる幸せを、どう処理していいかわからずこんな文を深夜に書いているわけです。会いたい、逢いに行くよとはっきり歌ってくれるの、愛だよなあって思います。

君にただ会いたいんだ 全部歌になる

IDOLiSH7はいつだって私たちの人生や生活にそっと触れるような歌を歌ってくれる。良い歌に恵まれているのももちろんだけど、そこにIDOLiSH7がのせる温もりがそう思わせてくれるんだと思います。「Everyday Yeah!」や「THE POLiCY」、「ナナツイロ Realize」を経て、こんなラブソングまで届けてくれるなんて、あまりにもスーパーアイドル。

ねえ君も逢いたかったの? やっと見つけたよ

これまでIDOLiSH7と出逢ってきた人たちと、これから出逢う人たちみんなに、絶対届いてほしい歌詞。こんなこと歌われたら、 ずっとIDOLiSH7に逢いたかったよ、って言いたくなってしまう。大袈裟だとわかっていても、あなたたちに出逢うために生きてきた、と言いたい。こんな気持ちが愛だと思っているということ、言葉にして残しておきたいです。

歌っていてくれてありがとう。私のところまで出逢いにきてくれてありがとう。

地球どこにいても、あなたたちの歌を聴くよ。